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2021年4月

2021年4月30日 (金)

ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)/ザ・ビートルズ

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左側 英国再発LP:シリアルナンバーなし 右側 国内盤LP:シリアルナンバー有り

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ビートルズのホワイト・アルバムは、18歳頃買った国内盤とその後購入した英国再発盤を持っている。英国再発盤はデジタル・リマスター盤でCDが発売された頃に併売されていたものであり、初期盤のような価値はなくプレミアムは付かない。現在の私のオーディオシステムで聴くと、デジタル・リマスターの英国盤の方が東芝EMI盤よりもずっと良い音で聴ける。音質だけで言えば国内盤は解像度が悪い上にFレンジが狭く良くない。しかし、日本語のライナー・ノーツの情報は貴重で、これがあるから国内盤を一概に否定できない。

収録曲
Side 1
1.バック・イン・ザ・U.S.S.R.(Back In The U.S.S.R.)
2.ディア・プルーデンス(Dear Prudence)
3.グラス・オニオン(Glass Onion)
4.オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-La-Di, Ob-La-Da)
5.ワイルド・ハニー・パイ(Wild Honey Pie)
6.ザ・コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロー・ビル(The Continuing Story Of Bungalow Bill)
7.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(While My Guitar Gently Weeps)
8.ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン(Happiness Is A Warm Gun)

Side 2
1.マーサ・マイ・ディア(Martha My Dear)
2.アイム・ソー・タイアード(I'm So Tired)
3.ブラックバード(Blackbird)
4.ピッギーズ(Piggies)
5.ロッキー・ラックーン(Rocky Raccoon)
6.ドント・パス・ミー・バイ(Don't Pass Me By)
7.ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード(Why Don't We Do It In The Road?)
8.アイ・ウィル(I Will)
9.ジュリア(Julia)

Side 3
1.バースデイ(Birthday)
2.ヤー・ブルース(Yer Blues)
3.マザー・ネイチャーズ・サン(Mother Nature's Son)
4.エブリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー(Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey)
5.セクシー・セディー(Sexy Sadie)
6.ヘルター・スケルター(Helter Skelter)
7.ロング・ロング・ロング(Long, Long, Long)

Side 4
1.レボリューション1(Revolution 1)
2.ハニー・パイ(Honey Pie)
3.サボイ・トラッフル(Savoy Truffle)
4.クライ・ベイビー・クライ(隠しトラック「Can You Take Me Back?」)(Cry Baby Cry)
5.レボリューション9(Revolution 9)
6.グッド・ナイト(Good Night)

録音:1968年

LPレコード2枚組で30曲収録のアルバムであるが、30曲も入っているので、好きな曲、嫌いな曲がある。

好きな曲:ジョージ・ハリソンの作ったホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス、ジョン・レノンの作ったアイム・ソー・タイアード、ポール・マッカートニーの作ったバック・イン・ザ・U.S.S.R.などだ。

一番嫌いな曲:レボリューション9  これは音楽というよりもテープを繋いで作った前衛作品で、およそポップスに似つかない性格のもの。しかもしつこく長い。このような曲を収録した事はビートルズの幅広い音楽性や可能性を示唆するものだが、聴いていて感動するとか美しいとかかっこいいと思うようなものではない。

このアルバムから8トラック・マルチ・レコーダーが使われだして、おのおのの曲の作曲者が親分になりそれ以外のメンバーがサイドメンになるような感じにはっきりとなってきた。例えて言うなら球根が大きくなりすぎて株別れする前兆のようなものが如実に現れだしたのもこのアルバムからだ。

トータルで言って、個人的にビートルズの好きなアルバムのうちの間違いなくベスト3に入るもの。ただしベスト1ではない。


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2021年4月27日 (火)

ロッシーニ 歌劇 「イタリアのトルコ人」 全曲/シャイー、ミラノ・スカラ座、他

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セリーム…ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
ドンナ・フィオリッラ…チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
ドン・ジェローニオ…アレッサンドロ・コルベッリ(テノール)
ドン・ナルチーゾ…ラモン・バルガス(テノール)
詩人…ロベルト・デ・カンディア(バリトン)
ザイーダ…ラウラ・ボルヴェレッリ(メッゾ・ソプラノ)
アルバザール…フランチェスコ・ピッコリ(テノール)

マッシミリアーノ・ブッロ(フォルテピアノ)
ミラノ・スカラ座合唱団
ミラノ・スカラ座管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)

録音:1997年

これは20年近く前に買ったCDセット。久しぶりに聴いてもう20年も経つのかという気分だ。「イタリアのトルコ人」は、マリア・カラスが復活させたようなオペラで、現在もあまり頻繁には上演されない。しかし、ロッシーニらしいオペラ・ブッファの魅力に溢れた作品の一つであり、このシャイー盤は現代の名盤だと思う。オーケストラは躍動し、歌手はバルトリを中心にまとまっておりキャストに穴が無い。

録音も良く、20年前という年月の経過を感じさせない。


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2021年4月23日 (金)

ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲/トスカニーニ、NBC交響楽団他

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 リチア・アルバネーゼ(S)
 ヨハンネ・モレラント(S)
 マクシーヌ・ステルマン(MS)
 ジャン・ピアース(T)
 ジョン・ガリス(T)
 ロバート・メリル(BR)
 ジョージ・チェハノフスキー(BR)
 ポール・デニス(BS)
 アーサー・ニューマン(BS)

 NBC交響楽団&合唱団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

 録音:1946年12月(モノラル)

ここ数日、古いオペラ全曲盤を次々聴いている。これはそのうちの1組。元々は放送用として録音されたもの。トスカニーニの指揮は歌うようにと言われるが、この録音ではトスカニーニが歌っているのが聴こえる。しかもかなり大きな音であるからかなり目立つ。隅々まで行き届いた指揮ぶりではあるがこのオペラの劇性、叙情性をとことんまで突き詰めたような指揮ぶりで素晴らしい。

また、タイトルロールのアルバネーゼの歌も良い。私の感覚では戦前から1950年代に活躍した昔の歌手というイメージで、実際その通りだと思うが、長生きして亡くなったのは2014年、数年前まで生きていた歌手である。彼女は最上のヴィオレッタを歌っており、この録音が1946年の古いものなのに未だに名録音と言われる理由の一つだろう。録音状態も思ったほど悪くない。

この録音の直前のリハーサル集も発売された事があるが、それはそれでトスカニーニの求めるものが何だったのかを知る上で大変に参考になるし、オーケストラの響きはリハーサルの方が良いかも知れない。しかし、歌手の本気度は本番のものでなければ駄目だ。


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2021年4月20日 (火)

プッチーニ 歌劇『マノン・レスコー』全曲/シノーポリ、フィルハーモニア管.他

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ミレッラ・フレーニ (マノン・レスコー)
プラシド・ドミンゴ (デ・グリュー)
レナート・ブルゾン (レスコー)
クルト・リドル (ジェロント)
ロバート・ギャンビル (エドモンド)
ブリギッテ・ファスベンダー(歌手)、他

フィルハーモニア管弦楽団
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)

録音:1983、1984年[デジタル]

このCDは1990年頃購入したもので、もう30年くらい前だ。ジュゼッペ・シノーポリの指揮は熱く、過激なほどに刺激が強い。このオペラの筋書きがとても劇性を持つのに呼応するように、音楽が流れる。また、フレーニ、ドミンゴ、ブルゾンらの歌手陣も頑張っている。特に、フレーニのタイトルロールが素晴らしい。フレーニもシノーポリも故人となった2021年の現在、これを聴いても聴こえる音楽は古くなっていない。

ただし、音質そのものは新しい録音の音源と比べると相応に古く感じる。デジタル録音初期の粗さを感じるのだ。それでも、音楽を聴けば、プッチーニのオペラの中では、トスカやボエームだけでなく、トゥーランドットや蝶々夫人ほどの人気が無い演目であるにしてもマノン・レスコーがとっても魅力的なオペラである事は判る。

 


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2021年4月16日 (金)

ロックンロール/ジョン・レノン(EMI100年記念限定180g重量盤LP)

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1998年頃発売された、EMI創立100年記念限定180g重量盤LP。オリジナルは1974年頃録音され1975年に発売された。1979年にこの国内盤のLPレコードを買い聴いていたが、クラシック音楽ばかりを聴くようになったこともあって引っ越しの時に処分してしまった。言わば、買い直しの1枚である。

曲目

Side 1
1.ビー・バップ・ア・ルーラ - Be-Bop-A-Lula
オリジナル:ジーン・ヴィンセント

2.スタンド・バイ・ミー - Stand By Me
オリジナル:ベン・E・キング

3.メドレー:リップ・イット・アップ / レディ・テディ - Medley: Rip It Up / Ready Teddy
オリジナル:リトル・リチャード

4.ユー・キャント・キャッチ・ミー - You Can't Catch Me
オリジナル:チャック・ベリー

5.エイント・ザット・ア・シェイム - Ain't That A Shame
オリジナル:ファッツ・ドミノ

6.踊ろよベイビー - Do You Wanna Dance
オリジナル:ボビー・フリーマン

7.スウィート・リトル・シックスティーン - Sweet Little Sixteen
オリジナル:チャック・ベリー

 

Side 2
1.スリッピン・アンド・スライディン - Slippin' And Slidin'
オリジナル:リトル・リチャード

2.ペギー・スー - Peggy Sue
オリジナル:バディ・ホリー

3.メドレー:悲しき叫び / センド・ミー・サム・ラヴィン - Medley: Bring It On Home / Send Me Some Lovin'
オリジナル:サム・クック

4.ボニー・モロニー - Bony Moronie
オリジナル:ラリー・ウィリアムズ

5.ヤ・ヤ - Ya Ya
オリジナル:リー・ドーシー

6.ジャスト・ビコーズ - Just Because
オリジナル:ロイド・プライス

このアルバムは、全て他人の曲のカバーであり自作曲は1つもない。しかし、ビートルズ解散後のジョン・レノンのLPレコードの中で一番気に入っているのがこのアルバムである。この中で一番のお気に入りはスタンド・バイ・ミーで、映画の主題歌に使われたベン・E・キングのオリジナルと比べてもジョン・レノンは全くひけをとらない。チャック・ベリーのユー・キャント・キャッチ・ミーはビートルズのマニアに広く知られているように、ジョン・レノンが作曲したカム・トゥゲザー(アビイ・ロードの収録曲)にとても良く似ていて、ジョン・レノンが盗作したのではないかという事で権利者から訴えられた事もあった。これについてはジョン・レノンの生前に完全解決している。このアルバムに収録されたユー・キャント・キャッチ・ミーでは、わざとカム・トゥゲザーに似せるようにアレンジし歌っている。

ジャケット写真はデビュー前の若きジョン・レノンであり、このアルバムはジョン・レノンの音楽のルーツを探る上でも外せないものである。

このLPレコードは、カッティングやプレスをイギリス本国でやっていた事もあり、昔持っていた東芝EMIのLPレコードよりずっと音が良いと思う。


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2021年4月13日 (火)

ショパン ピアノ曲集/サンソン・フランソワ(仏EMI 5枚組LPレコード)

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ショパン ピアノ曲集

Face 1
即興曲 第1番
即興曲 第2番
即興曲 第3番
即興曲 遺作 Op.66
録音:1957年(モノラル)
バラード 第1番

Face 2
バラード 第2番
バラード 第3番
録音:1954年(モノラル)
バラード 第4番
録音:1955年(モノラル)

Face 3
スケルツォ 第1番
スケルツォ 第2番
スケルツォ 第3番

Face 4
スケルツォ 第4番
録音:1955年(モノラル)

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
ジョルジュ・ツィピーヌ(指揮)パリ音楽院管弦楽団
録音:1957年(モノラル)

Face 5
12のエチュード Op.10
No.1-No.12

Face 6
12のエチュード Op.25
No.1-No.12
録音:1958-59年(モノラル)

マズルカ集(全51曲)
Face 7
No.1-No.16

Face 8
No.17-No.27

Face 9
No.28-No.37

Face 10
No.38-No.51
録音:1956年(モノラル)

サンソン・フランソワ(ピアノ)

この5枚組のLPレコードセットは、1970年代後半にフランスで発売されたもの。音源はCDで聴けるものばかりだが、私の仏EMIのショパン全集のCDボックスだとモノラル時代の音源のものはかなり音質が悪い。LPレコードでも国内盤だとやはり音がぼやけた感じで良くない。このLPで聴くと、それがかなり聴きやすくピアノの音色が美しい。

サンソン・フランソワのショパンは、悪く言えばワインをひっかけて酔っ払った状態で弾いているような演奏だが、それでいてエレガントで美しく素晴らしいものだ。こういった演奏はサンソン・フランソワにしか弾けないものであり、独特の個性を宿し今も輝きを失わないものだと思う。


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2021年4月 9日 (金)

ハイドン 交響曲 第22番「哲学者」、第55番「校長先生」/マリナー、アカデミー室内管弦楽団

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SIDE 1
交響曲 第22番「哲学者」

SIDE 2
交響曲 第55番「校長先生」

ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団
録音:1975年

第22番「哲学者」は、1764年作曲、管楽器にコーラングレが使われていてこじんまりとした構成で、緩徐楽章で始まる曲。第55番「校長先生」は、1774年作曲、オーボエ、ファゴットが各2本と弦楽五部構成で少し編成が大きい。いずれも室内オーケストラらしく、キビキビとしてモダン、しなやかでフレッシュ、切れ込がよくほど良い緊張感を持った佳演である。

1970年代後半のオランダプレスのPHILIPSレーベルのLPレコードらしく清々しいくらい高音質である。


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2021年4月 6日 (火)

ハイドン 交響曲 第44番「悲しみ」、第49番「受難」/マリナー、アカデミー室内管弦楽団

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ハイドン/交響曲

Side 1
第44番「悲しみ」

Side 2
第49番「受難」

ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団

録音:1975年

2曲ともハイドンのシュトゥルム・ウント・ドラング期のもので、作曲年代は第44番「悲しみ」が1771年頃、第49番「受難」が1768年頃であり、中期の作品。管楽器はオーボエとホルンだけで、ヴァイオリン、ヴィオラの他に低音楽器としてチェロ、ファゴット、コントラバスの構成で、いかにも室内管弦楽団の方がマッチした曲であると思う。

マリナー/アカデミー管のコンビのハイドンの交響曲は、有名なザロモン交響曲たちよりも、もっと以前の交響曲の方が優れた演奏のものがある。しなやかで温かくそれでいてぴしっとアンサンブルが整い、切れ込むような演奏で、このLPレコードは音質がとても良い。


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2021年4月 2日 (金)

モーツァルト:歌劇「イドメネオ」/シュミット=イッセルシュテット、シュターツカペレ・ドレスデン(4枚組LP)

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ニコライ・ゲッダ(テノール:イドメネオ)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ:イーリア)
エッダ・モーザー(ソプラノ:エレットラ)
アドルフ・ダラポッツァ(テノール:イダマンテ)
テオ・アダム(バリトン:ラ・ヴォーチェ)
エバーハルト・ビュヒナー(テノール:大司祭)
ペーター・シュライアー(テノール:アルバーチェ)

ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)

録音:1971年

歌劇「イドメネオ」は、モーツァルトが20歳代前半に作曲したオペラ・セリアである。「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」「魔笛」ほど有名ではないがその次位にくるのが「後宮からの誘拐」あるいはこの「イドメネオ」だと思う。

「イドメネオ」のステレオ録音になってからの名盤というと、このハンス・シュミット=イッセルシュテット盤かカール・ベーム盤だろう。どちらもドイツ的な演奏だが、ベームの指揮のほうが無骨でシュミット=イッセルシュテットの方は幾分しなやかさがあり中康な良さがある。歌手陣は充実しており、まず第一に挙げたいのはタイトル・ロールを歌うニコライ・ゲッダ。幾分軽い声はこのようなモーツァルトのオペラにぴったりである。

このLPレコードの音質はかなり良い。


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