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2021年7月

2021年7月30日 (金)

モーツァルト 交響曲第40番、35番/ワルター、ニューヨーク・フィル

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モーツァルト:交響曲第40番
モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』

ブルーノ・ワルター(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニー

【録音】1953年
ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

モノラル録音ではあるが、1953年のテープ録音なので、かなり音質は良い。弦楽器、木管楽器の質感はsp盤の録音の時代より格段に良くなっている。そのため、ワルターの洗練された芸風がより聴き取りやすくなっている。リマスターの状態も良く低弦の肉厚感や空気感まで感じられる。

最晩年のコロンビア響とのステレオ録音のものより、この2つのモーツァルトの交響曲は優れた演奏だと思う。アンサンブルがきっちり統一されたように揃っており、演奏自体が引き締まってかつしなやかで優しさや慈しみまで感じられるような名演。


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2021年7月27日 (火)

R.シュトラウス 交響詩『死と変容』『ドン・ファン』、ワーグナー ジークフリート牧歌/ワルター、ニューヨークフィル

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R.シュトラウス:交響詩『死と変容』 【録音】1952年
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』【録音】1952年
R.ワーグナー:ジークフリート牧歌 【録音】1953年

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

テープ録音になってからの時代のものなので、モノラル録音ではあるがいずれも音質はかなり良い。R.シュトラウスの交響詩『死と変容』、交響詩『ドン・ファン』はステレオ録音がないので貴重。R.シュトラウスのこの2曲は緩み無く音楽が奏でられている。

ワーグナーのジークフリート牧歌はステレオ録音もあるが、このモノラル録音のものを聴いてからコロンビア響によるステレオ録音のを聴くと若干緩みがあるような気がして引き締まった感じが欲しい感じがする。モノラル録音のは、ワルターならではの都会的で洗練された芸風の上に音楽を慈しむような感じに聴こえて、非常にいい演奏だと思う。


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2021年7月23日 (金)

ベートーヴェン 交響曲 第2番、第4番/ワルター、ニューヨークフィル

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ベートーヴェン:交響曲第2番
ベートーヴェン:交響曲第4番

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】1952年

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。この時期になってテープ録音となり、かなり音質が向上した上に、スクラッチノイズなども無い。若干テープヒスノイズはあるがほとんど問題にならないし、リマスターが上手く行っているためか音質は良く、低弦の音の沈み方やヴァイオリンや管楽器の音色の再現性も良い。ステレオ初期の録音と比べて広がりが無いなどステレオ効果が無いだけで、その質はかなり良い。

このベートーヴェンの2番、4番の交響曲はいずれも名演奏だと思う。コロンビア響とのステレオ盤に比較するとオーケストラの緻密な表現力に勝り、音楽が若々しい。


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2021年7月20日 (火)

ベートーヴェン 交響曲 第9番『合唱』/ワルター、ニューヨークフィル

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ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』

イルマ・ゴンザレス(ソプラノ)
エレナ・ニコライディ(アルト)
ロール・ジョバン(テノール)
マック・ハレル(バス)

ウェストミンスター合唱団

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1949年


ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。コロンビア響とのステレオ録音と比較すると、テンポが早くふっくらとした感じが無く、むしろスッキリと引き締まった演奏である。約10年後の老成された巨匠の演奏とはまた違った味わいがある。

この頃までの米コロンビアの録音はテープ録音ではなくアセテート盤にカッティングする録音方法でSP盤の録音であった。だからこの音源もバンお越しに由来するスクラッチノイズが散見される。それでも気になるほど目立つわけではない。もう少しローエンドとハイエンドが伸びていれば良いなとは思うが、この録音を含め1940年代の米コロンビアのワルターの音源は、むしろ同じ時代のものの中では優れていると思う。少なくともフルトヴェングラーの1940年代の音源の市販CDよりも平均的には良好な音質である。この後の時代になるとテープレコーダーによる録音に変わっていき、音質はさらに向上する。


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2021年7月16日 (金)

ベートーヴェン 交響曲 第7番、第8番/ワルター、ニューヨークフィル

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ベートーヴェン 交響曲第7番 【録音】1951年

ベートーヴェン 交響曲第8番 【録音】1942年

ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

コロンビア響とのステレオ録音と比べると、テンポその他の音楽構成がかなり異なる。1951年録音の第7番の最終楽章はかなり早いテンポで、音楽が疾走しているような感じがして、比べれば同一の指揮者が指揮しているとは信じがたいほど異なる。ただし、第7番、第8番いずれも中庸を行く都会的で洗練されたワルターの芸風は感じられる。

いずれもモノラル録音だが、第7番は1950年代はじめのもので、第8番は戦時中のもの。第8番も1942年という年代を考えればかなり良い音質であると言えるが、1951年の第7番と比べるとだいぶ音質に差があると感じる。


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2021年7月13日 (火)

ベートーヴェン 交響曲 第3番「英雄」/ワルター、ニューヨークフィル

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ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
1949年の録音で、ディスク録音の末期のもの。ワルター/ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェン 交響曲 第3番「英雄」は、1941年のものもあり、さらにコロンビア響とのステレオ録音もある。同じニューヨーク・フィル同士でも録音が8年違うので、音質や演奏は違って聴こえる。この1949年のものは、しなやかさや雄大さが増して、1941年録音のものより円熟した感じでより感動的である。

ステレオ録音のベートーヴェンを聴くと、偶数番号の交響曲の評価が高いが、私は、この録音も含めワルターは第3番「英雄」を大変得意にしていたのではないかと思っている。ステレオ録音のコロンビア響との英雄交響曲はClassc Recordsの復刻LPレコードの音質が秀逸で、とても感動的な名演であることがわかるが、この1949年のニューヨーク・フィルとの録音は、アンサンブルはより緻密でステレオ盤に匹敵する演奏であるとわかる。

音質もかなり良くステレオ録音の様に広がりが無いだけで、楽器の音色や表現は良く分かる録音だ。


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2021年7月 9日 (金)

マーラー 交響曲 第5番、他/ワルター、ニューヨークフィル 他

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マーラー:交響曲第5番 【録音】1945年

ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)

マーラー:歌曲集『若き日の歌』より 8曲【録音】1947年
「思い出」
「別離」
「もう会えない!」
「私は緑の野辺を楽しく歩いた」
「夏に小鳥はかわり」
「ハンスとグレーテ」
「春の朝」
「たくましい想像力」

デジ・ハルバン(ソプラノ)、ブルーノ・ワルター(ピアノ)

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

交響曲 第5番は第二次大戦終結の年の録音。名演奏だと思う。ステレオ録音が無いので余計に貴重。マーラーの交響曲は録音が良ければ良いほど素晴らしいので、5番がステレオで残されていたら、と思うほど。音質は1945年というのが信じられない位良い。

デジ・ハルバンとの歌曲は終戦後まもなくの録音で、珍しいワルターのピアノ伴奏。ワルターのピアノは歌い手に寄り添いなかなか良い。この時代の録音としてはかなり良いもの。デジ・ハルバンは交響曲第4番の最終楽章も歌っていたし、ワルターが好んで起用したソプラノである。


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2021年7月 6日 (火)

ドヴォルザーク 交響曲 第4(8)番、バーバー 交響曲 第1番、他/ワルター、ニューヨークフィル

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アントニン・ドヴォルザーク 
交響曲 第4(8)番  【録音】:1947年
スラヴ舞曲 第1番  【録音】:1941年

サミュエル・バーバー
交響曲 第1番    【録音】:1945年

ブルーノ・ワルター(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
ドヴォルザーク 交響曲 第8番はコロンビア響とのステレオ録音もあるが、この録音はよりテンポが早く全体的に引き締まった感じ。洗練された都会的な雰囲気がある。スラヴ舞曲 第1番は、ステレオ録音はない。
バーバー 交響曲 第1番は1936年に完成したもの。その後作曲者自身による数度の改訂が行われ、改訂版による初演は1944年2月18日にブルーノ・ワルターの指揮とフィラデルフィア管弦楽団によって行なわれた。このCDによる録音は1945年1月のもので改訂版初演のすぐ後のもの。これもステレオ録音は無いため貴重な記録である。

音質は、ドヴォルザーク 交響曲 第8番とスラヴ舞曲 第1番の方は、盤起こしらしいスクラッチノイズなどが目立つが、この時期のSP録音の復刻としては良い。バーバー 交響曲 第1番は、マスターの保存状態が良いためかノイズは少なくさらに気持ちよく聴ける。


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2021年7月 2日 (金)

シューベルト 交響曲第7(9)番「ザ・グレート」、ブラームス 運命の歌/ワルター、ニューヨーク・フィル他

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シューベルト 交響曲第7(9)番「ザ・グレート」
ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】:1946年

ブラームス 運命の歌
ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
ウエストミンスター合唱団【録音】:1941年

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

戦中、終戦直後のSP録音の復刻で、若干ノイズが入る部分もある。シューベルト 交響曲第7(9)番「ザ・グレート」の方は、コロンビア響とのステレオ録音と比べて引き締まっていておっとりした感じは無い。気力あふれる指揮ぶりで、名演だと思う。ブラームス 運命の歌は録音のせいか荒く聴こえるのが残念だが、集中力のある指揮で引っ張っているような感じ。
音質は、元の原盤の保存状態に左右されてしまうのだろう。他の同時期のものより若干劣るように思う。

 


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