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2021年9月

2021年9月28日 (火)

シューベルト ロザムンデ、交響曲第5番、ブラームス 二重協奏曲/ワルター、スターン、ローズ他

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シューベルト
劇付随音楽『ロザムンデ』より「序曲」「バレエ音楽第2番」「第3幕間奏曲」
交響曲第5番

ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団

【録音】1955年(モノラル)

 

ブラームス
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

アイザック・スターン(ヴァイオリン)
レナード・ローズ(チェロ)

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック

【録音】1954年(モノラル)

 

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

シューベルトの劇付随音楽『ロザムンデ』からの音楽はステレオ録音が無いので貴重だ。シューベルト 交響曲第5番、交響曲第8番『未完成』、交響曲第9番『グレート』と共通するワルターならではの表現で、優しさや暖かさが有って親しみやすい。シューベルトの音楽の一つのあり方だと思う。交響曲第5番は、基本的に後のステレオ録音のものと共通する表現だ。

ブラームス 二重協奏曲は、ステレオ録音もあるが、ステレオ録音では独奏者が異なりジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)、ピエール・フルニエ(チェロ)で、甘さや気品を感じるものだが、アイザック・スターン(ヴァイオリン)、レナード・ローズ(チェロ)は、もっと堀が深く厳しい演奏なので、印象が相当に違う。

音質は、いずれの曲も1950年代半ばのモノラル録音のものとしては良く聴きやすい。全部で77分を超えている。


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2021年9月27日 (月)

ヨハン・シュトラウス 管弦楽曲集/ワルター、コロンビア交響楽団他

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J.シュトラウス2世

皇帝円舞曲
喜歌劇『こうもり』序曲
ワルツ『ウィーン気質』
ワルツ『ウィーンの森の物語』
喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
ワルツ『美しく青きドナウ』 

ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団
【録音】1956年(モノラル)

皇帝円舞曲 

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック
【録音】1942年(モノラル)

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

コロンビア交響楽団との6曲は、モノラル末期の録音ということもあり、かなり音質が良い上に、演奏も優美で格調が高い演奏。通常はBGM的に聴いてしまいがちだが、含蓄のある表現で今の指揮者には真似できない演奏だと感じる。これらの曲はステレオでは録音されなかった事もあり、記録としても貴重。モノラル録音だからと聴かないでいるのは大きな損失だ。録音はニューヨークで行われたので、この録音でのコロンビア交響楽団は、後のステレオ録音でのコロンビア交響楽団とは異なるオーケストラ団体である。

7曲目の皇帝円舞曲はワルターがナチスの迫害を恐れ米国に移住してきて間もない頃のもの。後の録音よりもいささかテンポが早く若々しさを感じる。


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2021年9月21日 (火)

モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』、第39番/ワルター、ニューヨーク・フィル

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モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』【録音】1956年(モノラル)
モーツァルト:交響曲第39番       【録音】1953年(モノラル)

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
いずれの曲も、コロンビア交響楽団とのステレオ録音があるが、特に交響曲第41番『ジュピター』は、後のステレオ録音よりも均整の取れた名演奏だと思う。優しさ、しなやかさ、生き生きとした輝きがあり、モダンオーケストラでの演奏における一つの模範となるもので、このモノラル録音はステレオ録音より優れている。
また、交響曲第41番『ジュピター』には1945年のSP盤時代にもニューヨーク・フィルとの録音があるが、弦楽器の優しさ、しなやかさでは、音質の良さも含めて1956年の方が良い。

第39番は1953年録音という事もあって、音質的に第41番『ジュピター』より若干劣る。この演奏も最晩年のステレオ録音より引き締まっていて、ニューヨーク・フィルの上手さもあって捨てがたい演奏である。

このCDでは、新たにリマスターはなされていないが、かなり音質が良く、特に交響曲第41番『ジュピター』は左右に広がりが無いだけで楽器の質感や表情はステレオ録音に劣らない。


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2021年9月17日 (金)

モーツァルト レクイエム/ワルター、ニューヨーク・フィル 他

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モーツァルト:レクイエム

イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジェニー・トゥーレル(アルト)
レオポルド・シモノー(テノール)
ウィリアム・ウォーフィールド(バス)

ウェストミンスター合唱団

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック

【録音】1956年(モノラル)

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
この音源は、ステレオ時代になった後も名演奏として評価が高かったもの。歌手もよく揃っており、現代の古楽器演奏とは異なる荘厳さ、重厚さとエネルギッシュな感じを併せ持ったものだ。録音から65年を経てなお輝きを失わない素晴らしいものだという事が、このCDを聴いて改めて実感出来た。ワルターにはモーツァルトのレクイエムの録音が戦前のも含め他にもあるが、ステレオ録音では残さなかった。この録音は、その中でも録音を含め、一番良いものだと思う。

この音源はブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクションの発売にあたってリマスターし直されていて、弦楽器や声楽の音色や重厚な感じが聴いてとれるようになり、音質はかなり良くなっている。


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2021年9月14日 (火)

ハイドン 交響曲 第102番、第96番『奇蹟』/ワルター、ニューヨーク・フィル

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ハイドン
交響曲第102番    【録音】1953年(モノラル)
交響曲第96番『奇蹟』 【録音】1954年(モノラル)

ブルーノ・ワルター(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
モノラル録音のみ。いずれの演奏も良い演奏で、これがステレオ録音だったなら、現在もかなり人気があっただろう。ハイドンの交響曲でブルーノ・ワルターのステレオ・スタジオ録音で残されたのは第88番、第100番『軍隊』のみで102番、96番はモノラルのみである。

音質は、1953年、54年のモノラル録音としてはかなり良い。モノラルだからと避けて通るのがもったいないと思う。新たにリマスターはなされていない。


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2021年9月10日 (金)

モーツァルト 管弦楽・序曲集『ミラベルの庭園にて』/ワルター、コロンビア交響楽団

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モーツァルト:

アイネ・クライネ・ナハトムジーク
6つのメヌエットより 第5番
12のメヌエットより 第1番
3つのドイツ舞曲
フリーメーソンのための葬送曲
歌劇『魔笛』序曲
歌劇『フィガロの結婚』序曲
歌劇『皇帝ティートの慈悲』序曲
歌劇『劇場支配人』序曲

ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団

【録音】1954年(モノラル)

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
このモーツァルトの管弦楽・序曲集は『ミラベルの庭園にて』という邦題で発売されたもの。後に、大部分の曲がステレオ録音されて同様に発売されたが、両者を聴き比べてみると全体的にはこのモノラル録音のものの方が優れていると思う。ワルターの指揮する音楽が、「微笑みを忘れない、慈愛に満ちた」と語られるイメージは、この『ミラベルの庭園にて』の名演奏の影響も大きいと思われるし、ワルターが素晴らしいモーツァルト指揮者であった事がよくわかる録音である。

新たにリマスターはしなおされていないが、音質はとても良く復刻されており、モノラル録音のために左右への広がりが無い事を除けば、純粋に音楽を楽しむのに不満は無い。ステレオ録音しか聴かない人も、この盤はぜひ一度聴いてみることをお薦めしたい。


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2021年9月 7日 (火)

モーツァルト 交響曲第36番『リンツ』/ワルター、コロンビア交響楽団

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モーツァルト:交響曲第36番ハ長調『リンツ』
モーツァルト:交響曲第36番ハ長調『リンツ』より リハーサル風景

ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団
【録音】1955年

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。

このモノラル録音の交響曲第36番『リンツ』は、素晴らしい名演で後にステレオで録音された同曲の演奏を上回ると思う。アンサンブルが緻密で、今となっては古いスタイルのロマンチックな表現ではあるが、適切なメリハリとしなやかな表現力があり、録音されて65年以上経つが全く色あせていない。音質も素晴らしく、モノラル録音で音に広がりが無い以外は後のステレオ録音に対して遜色無い状態である。

リハーサル風景も貴重な録音で、同じ部分を指示を与えながら繰り返す事で音楽がどんどん変わっていき、良くなっていくのがわかる。指揮者と団員のやりとりの声や楽譜をめくる音までしっかり記録されていて、音質も相当に良い。


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2021年9月 3日 (金)

モーツァルト 交響曲 25番、28番、29番/ワルター、コロンビア交響楽団

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モーツァルト:交響曲第25番

モーツァルト:交響曲第28番

モーツァルト:交響曲第29番

ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団

【録音】1954年(モノラル)

ブルーノ・ワルター: ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の中の1枚。
ブルーノ・ワルターによるモーツァルトの交響曲のスタジオ録音は、ステレオで行われたのは後期の交響曲、35番「ハフナー」、36番「リンツ」、38番「プラハ」、39番、40番、41番「ジュピター」の6曲だけであり、25番、28番、29番はモノラル録音のみである。モノラルなのが残念であるが、この3曲は相当な名演である。当時、1956年がモーツァルト生誕200年であったので、どこのレーベルでもそれを記念した発売をしたくてモーツァルトの録音は多かった。

音質的にはかなり良い。ザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)の発売にあたっては、新たにリマスターされなおした音源も多いが、この音源に関してはリマスターはされ直されていない。しかし、2011年に発売されたブルーノ・ワルター・コンダクツ・モーツァルトという6枚組のセットの中の同一音源と比較して聴いてみると、今回のザ・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション (77CD)では、弦楽器の音が自然で、中低域が分厚く聴きやすい。ブルーノ・ワルター・コンダクツ・モーツァルト(6CD)では、弦楽器が明るくなりすぎ、薄っぺらでピラピラした感じで、明らかに劣って聴こえた。

ブルーノ・ワルター・コンダクツ・モーツァルト(6CD)2011年発売の同一音源のCDジャケット

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