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2021年11月30日 (火)

ブラームス 交響曲全集/ザンデルリンク、シュターツカペレ・ドレスデン

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LPレコード

LP1 交響曲 第1番

LP2 交響曲 第2番 悲劇的序曲

LP3 交響曲 第3番 ハイドンの主題による変奏曲

LP4 交響曲 第4番

 

SACD/CD

Disc1 交響曲 第1番 悲劇的序曲

Disc2 交響曲 第2番 第3番

Disc3 交響曲 第4番 ハイドンの主題による変奏曲

クルト・ザンデルリンク(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

【録音:1971年~1972年】

クルト・ザンデルリンク(指揮)シュターツカペレ・ドレスデンによるブラームス 交響曲全集は、全集としては最もお気に入りのもので、特に第1番と悲劇的序曲はこれが最高だと思っている。やや遅めのテンポで全く間延びせず集中力があり、重厚で引き締まったオーケストラの響き、渋い弦楽器の音色がいかにもドイツ的であり、しかも音質が良く素晴らしい。クルト・ザンデルリンクはドイツの指揮者だが、ナチスが台頭してきた時代にスイスやアメリカなどの西側諸国ではなくソビエト連邦に亡命した。第二次大戦が終結した後も半ば拘束された形で1960年までソビエト連邦に留まっていた経歴を持つ人で、カラヤンのように有名な人では無かったが、職人肌の優れた指揮者だった。録音当時のシュターツカペレ・ドレスデンは、個人の能力としても技量の優れたメンバーが多数おりオーケストラとして完成度が高かった。本来ならオペラを演奏するオーケストラではあるが、ブラームスを振ってここまでの音楽を作り出す指揮者はそう多くはない。

手元には西ドイツプレスのeurodiscレーベルのLPレコードのセット2種とタワーレコードから出たSACD、輸入盤のRCAレーベルの通常CDがあるが、音質はLPレコードの方がSACDよりも良い。アナログ時代の録音のクラシックものはSACDと相性が良くSACDで発売されたものの中にはもうLPレコードでは聴かないだろうなと思われるような優れた復刻のものも多いが、このSACDに関しては音質はLPレコードに1歩も2歩も譲る。通常CDに至ってはLPレコードの音質を知っていればチャカチャカした弦の音が気になって1曲通して聴くことが出来ないほどである。

2種類のLPレコードはいずれも西ドイツのプレスだが製造年代が異なる。重ねて撮った写真で、ボックスの厚い方が初版で薄いのは1980年代の再発盤。

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初版のLPレコードのレーベル これが、西側でのオリジナル盤

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1980年代の再発盤のレーベル

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初版と再発のLPレコード同士を聴き比べてみたが、初版はFレンジがやや狭いが中低域~中域が厚い音でびくともしないような感じ。だからといって再発LPが良くないわけではなくFレンジが広く各々の楽器の位置関係や広がりなどは再発盤の方がしっかりわかる。両者とも高音質で不満は出ない。SACDやCDとの一番の違いは弦楽器の質感と重厚感で、この音源に関しては是非ともLPレコードで聴きたい。この音源の東ドイツETERNAレーベルのLPレコードも聴いてみたい。


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