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2021年12月17日 (金)

J.S.バッハ 音楽の捧げもの リヒター他

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オーレル・ニコレ(フルート)
オットー・ビュヒナー、クルト・ゲントナー(ヴァイオリン)
ジークフリート・マイネッケ(ヴィオラ)
フリッツ・キスカルト(チェロ)
ヘトヴィッヒ・ビルグラム(チェンバロ)

カール・リヒター(チェンバロ、指揮)
【録音:1963年】

ヨハン・セバスチャン・バッハが晩年作曲した「音楽の捧げもの」は、「フーガの技法」と並んで対位法を用いた音楽作品の集大成のような意味合いを持つ。カール・リヒターらの演奏は録音が古く、今の時代のように古楽器を用いた演奏ではないが、ロマンチックでありながら求道者的であり厳しい表現力を持っていて、今日に聴いてもその魅力はいささかも色あせていない。何か深淵な世界がそこにはある。

なぜ、「音楽の捧げもの」という題名なのかというのは、当時のプロシャ王、フリードリッヒ2世に献呈した作品であるから。当時、フリードリッヒ2世には息子のC.P.E.バッハが仕えており、フリードリッヒ2世自身がフルートの名手であり音楽に造詣が深く、ヨハン・セバスチャン・バッハが謁見し演奏をした時、王からフーガの主題を示され、それをバッハは直ちに展開して演奏してみせて王を喜ばせた。そのフーガの主題を使って作曲され、王に献呈されたのがこの作品である。当時は前衛的すぎた作品なのかも知れないが、今日では大バッハの作品群の中でも重要な曲であることに間違いない。

このLPレコードは1963年頃発売されたオリジナル盤ではなく、1960年代後半のもの。このレコードを聴くとその音の鮮度、音質の良さに驚かされる。しかしながら、この中古LPレコードの相場は英DECCAや英EMIの初期盤に比べて非常に安く、場合によってはCDよりも安い。確かに1960年代のドイチェ・グラモフォンやアルヒーフのドイツ盤をきちんと良い音質で鳴らすのは大変であるけれども、1960年代のドイチェ・グラモフォンやアルヒーフのドイツ盤がちゃんと鳴るようになると、他のレコードも今迄以上に良い音質で聴ける。なお、この音源は、1964年のACCディスク大賞を受賞している。


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