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2022年8月30日 (火)

モーツァルト ヴァイオリン協奏曲集/フィッシャー、クライツベルク、オランダ室内o.(3SACD/CD+1DVD)

Swscan00032

DISC 1
ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207#
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211 #
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219《トルコ風》

DISC 2
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269

DISC 3
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364*
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190**

DISC 4
リハーサル風景の動画(DVD)

ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
ゴルダン・ニコリッチ(ヴィオラ*&ヴァイオリン**)
ハンス・メイヤー(オーボエ**)
ヘリ=ヤン・ステヘンガ(チェロ**)
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ#)
ヤコフ・クライツベルク(指揮) オランダ室内管弦楽団

【録音】2005~2007年

これは、ユリア・フィッシャーのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集で、単売されていた3枚のSACD/CDハイブリッド盤と1枚のDVDがセットになって割安になって出たもの。2011年に入手したが、その当時はSACDプレーヤーを持っておらずCD層を普通のCDプレーヤーで聴くのみだった。

当時、入手してすぐに聴いた印象は演奏はしなやかで活き活きとしたもの。技術的にもまったく問題が無く、20歳代の若い人らしい良さがある。ムターやムローヴァ、ハーン、諏訪内などより若い世代にも素晴らしいヴァイオリニストが育っているのだなあと感じたが、ユリア・フィッシャーのヴァイオリニストとしての私の評価は当時よりさらに上がっている。

SACD/CDハイブリッド盤のCD層を聴くと、往々にして感じる高域が伸びきらないで明るくチャラチャラした感じになるのは否めなかった。しかし、全集になって1枚あたりの値段がかなり安くなって、リハーサルのDVDも付いているのだから文句は言えないと思っていた。

新品で入手困難になっているセットではあるが、今、改めてSACD層をきちんとしたSACDプレーヤーで聴いてみると、CD層を聴くのよりヴァイオリンの音色がずっと良い。チャラチャラした感じが無く、美しい。音質が2ランクも3ランクも上がった感じで驚いた。肌理が細かく実在感があり演奏会場の空気感までちゃんと再生されるようだ。そして、音質が良くなったために演奏もより良く聴こえる。

このディスクは是非ともSACD層をSACDプレーヤーで聴くべきだ。レーベルはPentaToneというマイナーレーベルだが、PentaToneのSACD/CDハイブリッド盤はSACD層を聴かないとその良さは充分に発揮されないと思う。PentaToneはフィリップスに在籍していたエンジニアが立ち上げたレーベルらしく、往年のフィリップス・レーベルの録音に似た感じがあり、アナログ録音末期のフィリップス・レーベルから続く音質の伝統を感じる。

リハーサルを録画したDVDも画質はそれほど良い訳では無いが、ユリア・フィッシャーのファンにはたまらない映像だと思う。

最近、PentaToneは、以前SACD/CDハイブリッド盤で出したものを通常CDで再発している。普通のCDプレーヤーで聴くならSACD/CDハイブリッド盤のCD層よりも通常CDを聴いた方が音質的に有利なのでSACDプレーヤーが無い場合は通常CDの方を奨めたい。


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