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2022年10月21日 (金)

FANTASTIC フルートとピアノによるバロック音楽演奏 /徳本早織、市川未来(2Tr38cm/sec.オープンリール・ミュージック・テープ)

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J.S.バッハ
フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ BWV1030

A.ヴィヴァルディ
フルート協奏曲「ごしきひわ」

J.S.バッハ
管弦楽組曲 第2番より メヌエット・バディネリ

 徳本早織(フルート) 市川未来(ピアノ)

【録音】2022年8月(アナログ録音)

2トラック、38cm/sec.オープンリール・ミュージックテープ。今年録音されたものでマルチトラックのアナログ録音である。解説書を見ると録音方法について詳しい記載があり、フルートに3本、ピアノに4本のマイクを使用したとあり、使用マイクの型番まで書いてあるし、録音時の写真も付属している。全部で約30分。プリントされたテープは10号リール RTM SM911という50ミクロン厚 2500フィートのもの。

演奏はとても良く、フルート奏者はかなりの実力を持つ。プロフィールにウィーン国立音楽大学マスタークラス終了 ディプロマ取得とあるので、留学し研鑽された経歴を持つ人だとわかる。フルートは私も習った事があり娘二人もフルートが吹ける。この音源の良し悪しは客観的に良くわかるつもりだ。

音質はフルートの倍音が美しく再現される。すぐそこに奏者が居て演奏しているような錯覚を覚え、アナログ録音らしい厚みと力強さがあり、奏者の息遣いも克明に聴こえる。デジタル録音とは違ったアナログテープならではの音質であると感じる。

なお、現在、このミュージック・テープはヤフー・オークションの オークション > 家電、AV、カメラ > オーディオ機器 > オープンリールデッキ に出品されており、プラスチック・リールのものが¥22000、メタル・リールのものが¥28000。私が購入したのはプラスチック・リールの方だ。

昨今は、新品の生テープは国内では生産されておらず入手も難しくなっているし、テープデッキも古いものをメンテナンスして使わざるをえない状況だ。さらに、海外でアナログ・オープンリールテープ再生のブームが起きていて、程度の良い国産のデッキは海外から買われてしまい、中古品の流通価格が高騰している。

中古の使用済みテープや昔の4トラック19cm/sec.のミュージックテープも出品されているが、製造から40年以上経過しているものが多くテープ鳴き、粉落ち、バックコートが粘るなどの不良が起きる確率も高い上に、このような不良テープを使用すると、テープデッキにも負担をかけることになるし、テープ自体も初期性能を保持していないのでなるべく古いテープは使いたくはない。可能であれば出来るだけ新しいテープを使い、デッキを労って使用したいものだ。そういう意味でも、今の時代に2トラック、38cm/sec.の新品のミュージックテープが入手出来ることは信じられない位で、とても有り難い事だと思う。


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このように、TEAC A-7400RXという1970年代製の古いデッキを使用しているが、予備としてもう1台所有しており、最悪ニコイチにしてでも使い続けたいと思っている。オープンリールテープを再生する人は少ないと思う。オーディオマニアの中でもごく限られた人達だけだ。レコード再生以上に手間もかかるしコストもかかる。しかし、貴重になったからこそ、こういう物は大切にしなければいけないと思う。


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