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2023年3月17日 (金)

マーラー 交響曲「大地の歌」/ワルター、ウィーンフィル (Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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交響曲「大地の歌」
キャスリーン・フェリアー(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)

「リュッケルトの詩による5つの歌曲」から 3つの歌曲
キャスリーン・フェリアー(アルト)

ブルーノ・ワルター(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】1952年(モノラル)

2023年3月に限定発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1枚。70年前の古い録音であるが名盤中の名盤だ。ブルーノ・ワルターはこの曲の初演者であり、マーラーの音楽の普及に心血を注いでいたのだが、この録音はその大きな果実でありワルターの偉大な遺産である。

このSACD/CDハイブリッド盤は録音が古くマスターも劣化が避けられない中で、現代のオーディオ機器でバランス良く聴かせてくれる。特に、アルトとテノールの声は肉厚感があり鮮度が高い。

私は、初出盤ではないが1950年代中頃にプレスされた2枚組の英国初期盤(LXT2721-2)を持っている。今回、新しく出たSACD/CDハイブリッド盤と聴き比べてみた。

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初期盤とSACDの違いは、主としてオーケストラの弦楽器の音で一聴してわかる。SACDの方は弦楽器がザラザラしていて劣化しているのがわかってしまうのだ。全体的に音の鮮度が違い、初期盤LPで聴くと瑞々しい感じが有って、誰が聴いてもレコードの方に軍配を挙げると思う。しかしながら、レコードでは若干ノイズが乗る。そしてレコードはかけるのが面倒だ。このLPレコードは英国初期盤であるものの、オレンジ色レーベル、銀文字で外溝であるから再発盤。オリジナルは金文字で内溝で、ジャケットもこれとは異なりコーティングが無く艶も無いものだ。再発盤だからお値段は2枚セットでEsotericSACD/CDとほぼ同じ位の値段であった。

古い録音の音楽を良い音質で聴きたかったら、レコードも手掛けるべきである。新しい音源に関してはレコードでなくても良いし、EsotericSACD/CDで発売されたアナログ録音時代のものも1980年頃に出たカラヤンの「アイーダ」などは、アナログ・レコードなんて聴く気にならないほど鮮度も高く音質が良い。しかし、この音源のようにとても古いものはどうやっても当時のアナログ・レコードに敵わないものも存在する。


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