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2023年5月12日 (金)

ラヴェル 歌劇『スペインの時』、ボレロ/ロト、レ・シエクル管弦楽団

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歌劇「スペインの時」(全曲)
ボレロ

フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル管弦楽団

「スペインの時」配役
コンセプシオン:イザベル・ドリュエ(メゾソプラノ)
ゴンサルベ:ジュリアン・ベール(テノール)
トルケマダ:ロイク・フェリクス(テノール)
ラミーロ:トマ・ドリエ(バリトン)
ドン・イニーゴ:ジャン・デジャン(バス)

【録音】2021年

モーリス・ラヴェルは、「子供と魔法」と「スペインの時」という2つのオペラを残した。「スペインの時」は1幕で全曲50分くらいの短くてコミカルなオペラで、初演は1911年である。あらすじなどは検索すれば出てくるので省くが、時計屋の女房の浮気の物語。あらすじがわかれば、楽しく聴けるユーモラスな音楽である。このオペラの同曲異盤を数多く聴いたわけではないが、録音の良さもあって相当に楽しめる。

余白に入っているボレロは、リズムを打ち続けるのがスネアドラムではなくタンブール(プロヴァンス太鼓)であることをはじめ、トロンボーンは初演時の楽器そのものが使われ、ガット弦のハープを使うなど、話題に事欠かない。タンブールのリズム感が素晴らしく、また音質が素晴らしく各楽器の音色も鮮明に彩られる。とても良い演奏だと感じる。オペラを聴かない人にもこのボレロを聴くためだけにこのディスクを入手するのもアリだと思う。

ハイレゾやSACDではなくて通常CDでもここまで音質が良ければ全く不満が無いどころか、積極的に優秀録音盤としてお奨めできる1枚ものの通常CD。装丁は紙製のデジパック版で歌手の写真なども付き、分厚い冊子となった解説書が付属する。輸入盤は発売されたばかり、国内盤は今年夏に発売予定。


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