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2023年5月16日 (火)

ヴェルディ 歌劇『運命の力』全曲 /モリナーリ=プラデルリ、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団他

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3CD

レナータ・テバルディ(ソプラノ):レオノーラ
マリオ・デル・モナコ(テノール):ドン・アルバーロ
エットーレ・バスティアニーニ(バリトン):ドン・カルロ
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ):プレチオシルラ
チェーザレ・シエピ(バス):グァルディアーノ神父
フェルナンド・コレナ(バス):フラ・メリトーネ
シルヴィオ・マイオニカ(バス):カラトラーヴァ侯爵
ガブリエルラ・カルトゥラン(メッゾ・ソプラノ):クーラ
ピエロ・デ・パルマ(テノール):マストロ・トラブーコ
エツィオ・ジョルダーノ(バス):村長
エラルド・コーダ(テノール):軍医

サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団・合唱団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ(指揮)

【録音】1955年(ステレオ)

これは2007年に出たヨーロッパ盤のCDだが、1955年とは思えないくらい良い音質である。CDで聴くと同じ時期のEMI録音のセラフィン盤とは音質にかなり差がある。

以下は、米国初出の1958年ステレオ盤のセットで4枚組

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SIDE 1の裏面がSIDE 8 SIDE 2の裏面がSIDE 7 SIDE 3の裏面がSIDE 6 SIDE 4の裏面がSIDE 5となっているオートチェンジャー・カットである。また、マトリックスは、2E 1K 1K 1K 1K 1K 1K 1Kで、最初期のもの。

1950年代のDECCAのイタリア・オペラの名録音。クラシック音楽のメジャー・レーベルの中でDECCAとRCAは1958年にステレオLPレコードが発売される前の1954年頃からステレオ録音を開始していて、他のレーベルよりもステレオ録音のストックを沢山持つようになった。もちろんモノラルでも同時に録音しており、モノラルLPで発売された後、1958年以降になってステレオ盤が発売された。

英国発売のSXL番号であれば大変高価だが、同じプレス工場でプレスされていてもこちらは米国発売のものなので実勢価格が大変安い。クラシックのアナログレコードは、今や一部を除いて価値がなく買い取りしてもらえないものさえある。

序曲だけが大変有名な『運命の力』であるが、全曲通して聴いてみると、ヴェルディらしい魅力的な声の協演があり、序曲だけ聴いて終わりではもったいない。私は、この盤以外にもマリア・カラスが出ているセラフィン盤、1970年頃のガルデッリ盤、1980年代のシノーポリ盤などを聴いているが、一番好きなのがこのモリナーリ・プラデッリ盤である。声を聴くなら、CDよりもこの初期盤LPの方が楽しめる。

テバルディ、デル・モナコ、バスティアニーニ、シミオナートらの歌は絶品で現代では到底考えられないような歌唱を披露している。そして今の録音のように国際色豊かになったものではなく、イタリア的なテイストがこれでもかというように聴ける。


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