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2023年6月23日 (金)

J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲/ミルシテイン(EsotercSACD/CD)

EsotericSACD/CDハイブリッド盤

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2023年6月に発売となったEsotericSACD/CDハイブリッド盤の1組。ミルシテインには1950年代半ばにもEMIへの同曲のスタジオ録音があるが、1973年頃、ミルシテインが70歳になろうとしていた頃のこの録音は、円熟した技巧の上に、より透明感と美しさが際立って素晴らしい。

この音源は愛聴盤なので、Esotericがリマスターして発売してくれた事に感謝している。この音源は西ドイツプレスのLPレコードを3種、OIBPによる通常CD、タワーレコードが出したSACD/CDハイブリッド盤を持っているが、一番の興味はタワーレコードのSACD/CDハイブリッド盤とどのように音質が違うのか?タワーレコード盤が¥5000以下で買えるのに対し、Esoteric盤は¥8000であり、価格相応に良い音質なのかであった。

SACD層を聴いて、Esoteric盤は音像が濃く音色も濃い。ヴァイオリンの音色はタワーレコード盤よりも優れていると感じる。よりオリジナル盤に近いミルシテインの弾くストラディヴァリウスの音色や透明感のある音質である。では、欠点はと言われると、バックグラウンド・ノイズはタワーレコード盤よりEsoteric盤の方が目立つ。これは状態の良いオリジナル盤のLPレコードよりも目立つくらい。でも総合的にはタワーレコード盤よりもEsoteric盤の方が優れていると感じる。

 TOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTIONとして、2017年2月に発売されたSACD/CDハイブリッド盤

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タワーレコード盤はLPに有ってCDで再現できなかった部分もかなり表現できて、ドイツプレスOIBPリマスター通常CD盤よりも演奏の質そのものも良く聴こえる。SACD層を聴くことが出来るならコストパフォーマンスの良い盤。

通常CD(ドイツプレスOIBPリマスター1998年発売)

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従来からのジ・オリジナル・ビット・マッピングによるCDのセットは、LPレコードやSACD/CDハイブリッド盤と比べ細部の再現が良くなく、音の冴え渡る感じや切れ込みが不足していて、この演奏の凄さまで解りにくい。 

 

アナログLPレコード2種(いずれもドイツプレス)

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1976年プレスのレーベル

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もう1セット、このレーベルと同じドイツプレスの1979年プレスのものを持っている。音質差は少ないが1976年プレスの方が若干音質が良い。

1985年プレスのレーベル

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手元に3つあるドイツプレスのLPレコードのうち、これは一番音質が劣る。音が薄い感じで力感も若干弱く感じる。以前は国内盤のLPレコードを持っていた時期も有ったが、ドイツ盤と比較してしまうと高域の伸がなく丸まった感じの音になっている事や空気感の再現でかなり劣るので30年以上前に処分した。

音質について、手元のソフトで勝手に順位を付けると以下のようになる。

オリジナルLP>Esoteric盤>タワーレコード盤>1985年ドイツLP盤>>OIBPリマスター通常CD


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