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2023年9月 8日 (金)

ショスタコーヴィッチ ヴァイオリン協奏曲/ツィンマーマン、ギルバート、NDRエルプ響(SACD/CD)

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ショスタコーヴィチ:
(1)ヴァイオリン協奏曲第1 番 イ短調 Op.77
(2)ヴァイオリン協奏曲第2 番 嬰ハ短調 Op.129

フランク・ペーター・ツィンマーマン
(ヴァイオリン:ストラディヴァリウス製作 (1) 1711年製“Lady Inchiquin"、(2)1713年製“ex Rodewalt"使用)


北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団、アラン・ギルバート(指揮)

【録音】第1番 2012年  第2番 2015年 (ライヴ録音)

第1番のソロ部分は、通常演奏されるオイストラフ版ではなく、初稿の際に作曲者によって記載された、速度標示及びボーイング指示を基にツィンマーマンが演奏している。これによって、オイストラフの演奏にある切迫した恐怖感があまり感じられないのだと思う。第1番は1947年から1948年にかけて作曲され、紆余曲折あって1955年に発表されたもの。第2番は1967年の作品。

第1番、第2番ともに流麗な技巧が駆使された演奏で、現代の模範となる録音だろう。使用ヴァイオリンは第1番と第2番で異なっているが、いずれもストラディヴァリウス。その音色が映えて美しい。オイストラフの粘っこさを標準にするとスッキリしすぎと感じるかもしれないが、ツィンマーマンの演奏は21世紀の演奏として王道を行くものだと思う。

SACD層の音質はとても良い。ライヴ録音の不利を感じさせない。爽快な空気感を感じさせるような録音である。


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