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2023年10月

2023年10月31日 (火)

狂乱の場/カラス、レッシーニョ、フィルハーモニア管.

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ドニゼッティ:歌劇『アンナ・ボレーナ』第2幕より~
あの方は泣いているの?
私の生まれたあのお城

トーマ:歌劇『ハムレット』第4幕より~
皆様のお楽しみに
さあ、私の花を分けて差し上げましょう
それでは、私の歌をお聴きくださいまし

ベルリーニ:歌劇『海賊』第2幕より~
ああ、目の前にかかる雲を
その無心の微笑みで

マリア・カラス(ソプラノ)、ニコラ・レッシーニョ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団&合唱団、他

【録音】1958年


マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)から。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。先にご紹介した「ヴェルディアリア集 第一集」の数日後に同じロンドンのアビイ・ロードスタジオで録音されたもの。


マリア・カラスが特別なオペラ歌手だというのは、ソプラノ・ドラマティコ・ダジリタという特別な声質を持っていたのと、感情移入が素晴らしいからだ。しかし、もうこの録音が行われた1958年には若干声に衰えがみられる。喉に負担のかかる歌い方だったのと、痩せたり、ストレスが多かったりなど理由は様々だ。しかしながら、それをもって余りある歌唱である。

この音源は、Testament Classics復刻180g重量盤LPを持っていて、正直なところ、このスタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)よりも良い音質で聴ける。でも、1枚あたり350円のCDでここまでの音質で聴けるなら不満はない。EMI時代だった2007年に出たボックス・セットのものよりも相当に音質が良くなっている。


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2023年10月27日 (金)

ヴェルディアリア集 第一集~第三集/レッシーニョ、フィルハーモニア管、パリ音楽院管、カラス他

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)から。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。マリア・カラスの100歳の誕生日である12月2日までに間に合わないので、3枚バラではあるが、ヴェルディのアリア集の第一集から第三集までまとめて紹介する。
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第1集
勝利の日に…さあ、いそいですぐに~歌劇≪マクベス≫ 第1幕より
日の光が薄らいで~歌劇≪マクベス≫ 第2幕より
消えてしまえ、呪わしいこのしみよ(夢遊の場)~歌劇≪マクベス≫ 第4幕より
ああ、わたしが見つけた運命の書よ…いつかわたしも晴れの身となり~歌劇≪ナブッコ≫ 第2幕より
夜のとばりがおりたのに…エルナーニよ、いっしょに逃げて~歌劇≪エルナーニ≫ 第1幕より
世のむなしさを知る神~歌劇≪ドン・カルロ≫ 第4幕より

ニコラ・レッシーニョ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団

【録音】1958年(ステレオ)

この第1集のみロンドン・アビイ・ロード第一スタジオでの録音である。ステレオ初期録音であるが、かなり音質は良い。収録曲は、スタジオ全曲録音の無いオペラのアリアばかりだが、この中で、個人的にはマクベス夫人のアリアが非常に素晴らしく、愛聴している。英国オリジナル(モノラル盤)やSACD/CDハイブリッド盤も所有している。

左:オリジナル盤 右上:SACD/CDハイブリッド盤 右下:リマスター・エディション全集(69CD)の紙ジャケ
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オリジナル盤(モノラル)のレーベル

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カラスの鬼気迫る悪女を歌うマクベス夫人は唯一無二、重戦車のような激情が伝わってくる名唱であるし、最後に収録されているドン・カルロでのエリザベッタのアリアも、如何ともし難い哀しみが伝わるもので感動ものである。

 リマスター・エディション全集(69CD)は1枚あたり350円位の廉価なものであるが、その9倍したSACD/CDハイブリッド盤に肉薄する音質で悪くない。音質面から考えても非常にお買い得であった。モノラルのオリジナル盤は音が左右に広がらないのが難点だが、声の鮮度はこれが一番優れている。現在はステレオのオリジナル盤は数万円のプレミアムが付いているが、モノラル盤は価値がなくその1/10位の値段で買えた。SACD/CDハイブリッド盤より安かったので、コストパフォーマンスは悪くない。

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第2集
そうらしかったわ…私のお母様に~歌劇『オテロ』第4幕より
泣きぬれて野のはてにひとり(柳の歌)~歌劇『オテロ』第4幕より
アヴェ・マリア~歌劇『オテロ』第4幕より
おお、神様、私を息づかせて下さいませ!…おお、神様、私をお救い下さい!~歌劇『アロルド』第1幕より
むごい運命よ~歌劇『ドン・カルロ』第3幕より
神よ、我は何処に~歌劇『アロルド』第2幕より
さあ、もう嘆きなさるな~歌劇『ドン・カルロ』第2幕より

ニコラ・レシーニョ(指揮) パリ音楽院管弦楽団

【録音】1963年 1964年

第二集と第三集はパリでの録音。この頃になるとマリア・カラスの声の劣化が覆い隠せない状態となってはいるが、それでもなお、きちんと歌えるオペラアリアを集めて歌っており、音質の良さも相まって、素晴らしいものになっている。

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第3集
おお、聖母様、天から私をお救いください ~歌劇『十字軍のロンバルディア人』第2幕より
さあ、思う存分泣くがいい…おお、飛びゆく雲の中に ~歌劇『アッティラ』第1幕より
あの人はまだ帰ってこない…私の頭から暗い考えを(メドーラのロマンツァ) ~歌劇『海賊』第1幕より
私ほど不幸な女は…ときには牢獄から離れて(グラナーラのカヴァティーナ) ~歌劇『海賊』第2幕より
おだやかな夜…この恋を語るすべもなく ~歌劇『イル・トロヴァトーレ』第1幕より
アリーゴよ! ああ、心に語れ ~歌劇『シチリア島の夕べの祈り』第4幕より
ここは、恐ろしい場所…あの草をつみとって ~歌劇『仮面舞踏会』第2幕より
あなたへのたったひとつの私のお願いを ~歌劇『仮面舞踏会』第3幕より
勝ちて帰れ ~歌劇『アイーダ』第1幕より

ニコラ・レッシーニョ(指揮)パリ音楽院管弦楽団 他

【録音】1964年 1965年 1969年

本作は、カラスの生前には5曲のみ正式発売された、カラス最後期の録音盤。この形でのLPレコードのオリジナルは、追悼の意味でカラスの死後に発売された。


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2023年10月24日 (火)

ケルビーニ 歌劇「メデア」/セラフィン、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ、メデア)
レナータ・スコット(ソプラノ、グラウチェ)
ミリアム・ピラッツィーニ(ソプラノ、ネリス)
ミルト・ピッキ(テノール、ジャゾーネ)
ジュゼッペ・モデスティ(バス、クレオンテ)
リディア・マリンピエトリ(ソプラノ、第1の侍女)
エルヴィラ・ガラッシ(ソプラノ、第2の侍女)
アルフレード・ジャコモッティ(バリトン、衛兵隊長)

ミラノ・スカラ座合唱団
トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

この音源は、様々な意味で特別なものである。第一に、マリア・カラスが得意とした役であるだけでなく、長らく忘れ去られていたものを彼女が復活させたオペラであること。メデアのタイトル・ロールはなかなか歌い切る歌手が居なかったこともあるが。

第二に、この録音がEMIのものではなく、イタリア・リコルディによるものだという事。リコルディ社は楽譜の出版社として有名だけれども、1958年からレコードも手掛けるようになった。

そして、その録音をアメリカのマーキュリー・レーベルのリヴィング・プレゼンスというHi-Fi録音で有名なプロデューサーであるウィルマ・コザートと録音エンジニアであるロバート・ファインが担当していた事である。だからこの音源はイタリア初出のリコルディ盤がオリジナル盤であるし、アメリカではマーキュリー・レーベルから発売された。そういった事情もあって、音質が他のEMI録音のものとはちょっと毛色が異なる。ステレオ初期録音としてかなり優秀である。

メデアのような役は、激情的でありながらテクニックに優れ、コロラチューラでありながら重戦車のような声が出せる歌手でないと歌い切ることが難しい。1953年にヴィットーリオ・グイの指揮でマリア・カラスが歌って評判をとり、このオペラが復活した。それを長い歴史を誇る楽譜出版社によってレコード化されたのだが、他の配役も良いし、セラフィン/スカラ座もとても良い。

リコルディ・レーベルの音源は、現在はソニー・ミュージックが権利を持っているのだが、マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集の発売のためにワーナー・クラッシックスに対して許諾されている。


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2023年10月20日 (金)

ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」/ガッリエラ、フィルハーモニア管 カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ)
ルイジ・アルヴァ(テノール)
ティート・ゴッビ(バリトン)
フリッツ・オレンドルフ(バス)
ニコラ・ザッカーリア(バス)
ガブリエラ・カルトゥラン(メゾ・ソプラノ)
マリオ・カーリン(テノール)

アルチェロ・ガッリエラ(指揮)
フィルハーモニア合唱団 フィルハーモニア管弦楽団

【録音】1957年

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。


マリア・カラスの声はこの頃まではまだ良好に保たれているのだが、この録音のものが好きになるかどうかはマリア・カラスの個性的なロジーナが好きかどうかで大きく変わる。伯爵のルイジ・アルバをはじめとして、他のキャストは良い。セビリアの理髪師のロジーナは、高音も出せるメゾソプラノが適役で、ビクトリア・デ・ロス・アンヘルスやテレサ・ベルガンサの録音の方が好きである。

EMIはこの頃になってやっとステレオ録音が本格化した。ステレオ初期の録音であるが、音質はかなり良い。前年には、この録音でも使われたロンドンのキングスウェイ・ホールで、カラヤン/フィルハーモニア管の「薔薇の騎士」の録音が行われているので、録音のノウハウもある程度は蓄積されていたと思われる。


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2023年10月17日 (火)

プッチーニ 歌劇「マノン・レスコー」/セラフィン、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ジュリオ・フィオラヴァンティ(バリトン)
フランコ・カラブレーゼ(バス)
ディノ・フォルミキーニ(テノール)
カルロ・フォルティ(バス)
ヴィト・タットーネ(テノール)
フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)
ジュゼッペ・モレージ(バス)
フランコ・リッチャルディ(テノール)
フランコ・ヴェントリーリア(バス)

トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団 ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年(モノラル)

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

マリア・カラスはドラマティコの役からコロラチューラの役まで幅広く歌えるソプラノ歌手であった。本来はリリコ・スピントの声質のソプラノが適するマノン・レスコーのタイトルロールだが、カラスが歌うと妖艶で男を惑わせる飛び切りの美人となる。やや重厚すぎるが感情表現が素晴らしい。デ・グリュー役のステファノも輝く声で悪くない。

モノラル録音の末期という事もあって、音が左右に広がらない事を除けばモノラル時代の録音としてはかなり音質は良い。豊富なEMIと契約された歌手たちが集っているし、セラフィンとスカラ座のバックも非常に良いので、非常に水準の高い演奏である。だからこそ、唯一、この録音がステレオであったならさらに良かっただろうな、と思う。

マノン・レスコーのタイトルロールは、リリコスピントの声質のソプラノ歌手が最も適している。マリア・カラスと同時代であればレナータ・テバルディのような歌手が最も適していた。テバルディの歌ったM=プラデッリ盤は1954年録音でステレオ。DECCAの録音らしく古い割に鮮明で音質で勝る。ただし、デ・グリュー役のマリオ・デル=モナコが重厚すぎて役柄とは若干ミスマッチな感じがあるなどするので、演奏はセラフィン/スカラ座の本盤の方が勝ると思う。


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2023年10月13日 (金)

ベルリーニ 夢遊病の女/ヴオットー、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ)
フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)
ニコラ・ザッカーリア(バス)
ニコラ・モンティ(テノール)
ユージェニア・ラティ(ソプラノ)
ジュゼッペ・モレージ(バス)
フランコ・リッチャルディ(テノール)

アントニーノ・ヴォットー(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団 ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年(モノラル)

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

ベルリーニの「夢遊病の女」というオペラは、イタリア・ベルカント・オペラの中でも重要な作品なのにもかかわらず、古今を見渡してもそれほど多くの録音がない。古い録音ではあるが、このマリア・カラス/ヴォットー盤は未だに無視できない。ヒロインのアミーナ役は難度が高く、歌手に恵まれないと上演が出来ない。アミーナ役が良くないと駄目なオペラだから。そういった事もあって、古今に渡ってみてもちゃんとしたスタジオ録音の全曲盤は多くない。マリア・カラス以外の歌手もとても水準が高く、とても楽しめる。

録音は時代相応の水準だが、大編成のグランド・オペラではない事もあって、「トゥーランドット」のようにまでは音質を気にする事もない。


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2023年10月10日 (火)

プッチーニ トゥーランドット/セラフィン、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ)
エウジェニオ・フェルナンディ(テノール)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
ジュゼッペ・ネッシ(テノール)
ニコラ・ザッカーリア(バス)
マリオ・ボリエッロ(バリトン)
レナート・エルコラーニ(テノール)
ピエロ・デ・パルマ(テノール)
ジュリオ・マウリ(バス)
エリザベッタ・フスコ(ソプラノ)
ピヌッチア・ペロッティ(ソプラノ)

トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団 ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年(モノラル盤)

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

この録音は、タイトルロールのマリア・カラスがドラマティコな声で表現力豊かに歌っているのが一番の魅力である。ただし、相方のカラフ役のエウジェニオ・フェルナンディは今ひとつのような気がしてならない。リュウ役のシュワルツコップは悪くは無いが、イタリア・オペラを歌うのには口ごもるような発声が鼻について何だかなあ?と思わないでもない。それ以外の歌手は端役までもがそれなりに良い歌手で固められているし、合唱などは素晴らしくとても楽しめる。

セラフィンはスカラ座を上手く統率して良いが、同じ時期のDECCAの録音と比べて劣るので、グランド・オペラとしての「トゥーランドット」のオーケストラの凄さみたいなものが味わい難い。なので、私的には、この盤はエレーデ盤以下の魅力しかない。

この盤の録音は1957年でモノラル、DECCAのエレーデ盤の録音は1955年でステレオでなされていてずっと音質は良い。DECCAやRCAはステレオの時代が来る事を早くに予見し準備していたのに、当時のEMIがいかに先見の明が無かったのかが良く分かる。


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2023年10月 6日 (金)

ヴェルディ リゴレット/セラフィン、スカラ座、カラス、ステファノ、ゴッビ他

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ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ティート・ゴッビ(バリトン)
マリア・カラス (ソプラノ)
ニコラ・ザッカーリア(バス)
アドアナーナ・ラッツァリーニ (コントラルト)
ジューゼ・ジェルビーノ(メゾ・ソプラノ)
プリニオ・クラバッシ(バス)
ウィリアム・ディッキー(テノール)
レナート・エルコラーニ(テノール)
カルロ・フォルティ(バス)
エルヴィラ・ガラッシ(ソプラノ)

トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団 ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1955年(モノラル)

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

 1950年代のEMIのオペラ録音の水準の高さを思い知らされる1つである。セラフィン、スカラ座の管弦楽がどうのこうのというより、主役の3人の歌が素晴らしい。オペラというのは歌で持っているもので、オーケストラはしっかりそれをサポートしている。マリア・カラスのジルダは、正直、もっと可愛らしさや初々しさが有った方が良いけれど、感情移入が素晴らしく、聴いていて感動を覚える。

この音源は、状態の良い英国オリジナルLPでも持っていて、そちらと比べると流石に音質的にはかなわないが、それでもリマスターが良くなっていてかなり聴きやすくなっている。


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2023年10月 3日 (火)

ホテル・カリフォルニア/イーグルス (Mobile Fidelity One Step 45RPM 2LP)

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高音質復刻専門のレーベルであるMobile Fidelityから2023年夏に発売になったイーグルス ホテル・カリフォルニアの45回転2枚組アルバムボックスを購入した。

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レーベルは黒でオリジナル・レーベルとは全く違う。また、一見、黒の普通のビニールの様でいて反対側の強い光源は通って見えるので黒い半透明のものであり通常のビニールとは異なる

収録曲は以下の通りで、オリジナルのSide 1がLP Oneに、Side2がLP Twoに入っている。

LP One
[Side One]
Hotel Carifornia
New Kid in Town

[Side Two]
Life in the Fast Lane
Wasted Time

 

LP Two
[Side Three]
Wasted Time(reprise)
Victim of Love
Pretty Mades All in a Row

[Side Four]
Try and Love Again
The Last Resort
 

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オリジナルジャケット・デザインのインナー、ポスターなどが付属する。

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ボックスの裏側には限定17500部のうちの何番目かのシリアルナンバーが付く。

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ディスクの製造工程に関する説明書が入っていた。ラッカー盤にカッティングしたものから直接スタンパーをとってプレスするので従来のLPレコードより製造工程が短く、より鮮明でマスターに近い高音質なレコードが製造できる。ただし、これは限定生産だから出来る方法である。また、この方法は特別新しい方法ではなく、日本でも昔から高音質な限定生産のLPレコードを製造するのに使われていた。一例を挙げると、

DENON最後のアナログディスクと銘打って1992~93年ごろ各3000枚限定生産されたレコード

http://encoregold.gozaru.jp/denonlp.htm

などが同じ方法で製造されていた。

音質は、鮮明で解像度が高くワイドレンジでありHi-Fiと呼べるにふさわしい音質である。ヴォーカルは小さくまとまり、ギターの音の鮮度が物凄く、シンバルの音の倍音が綺麗に再現される上、ドラムも実在感がある。プレスも良くノイズは少ないが、新品であってもきちんとクリーニングしてかけた方がより鮮度の高い音になる。

このブログで過去に180g重量盤とハイレゾについても書いているのでリンクを貼っておく。

 ホテル・カリフォルニア/イーグルス(180g重量盤高音質LP)
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/180lp-2911.html

ホテル・カリフォルニア/イーグルス (192K/24bit Flac)
http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2018/11/192k24bit-flac-.html

One Step 45RPM 2LPの難点は価格が高いこと。それでもMobile FidelityのLPレコードは人気があってすぐに売り切れるものが多いが、タワーレコードなら、まだ買える。
https://tower.jp/item/5326776/Hotel-California


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