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2023年10月17日 (火)

プッチーニ 歌劇「マノン・レスコー」/セラフィン、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ジュリオ・フィオラヴァンティ(バリトン)
フランコ・カラブレーゼ(バス)
ディノ・フォルミキーニ(テノール)
カルロ・フォルティ(バス)
ヴィト・タットーネ(テノール)
フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)
ジュゼッペ・モレージ(バス)
フランコ・リッチャルディ(テノール)
フランコ・ヴェントリーリア(バス)

トゥリオ・セラフィン(指揮)
ミラノ・スカラ座合唱団 ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年(モノラル)

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

マリア・カラスはドラマティコの役からコロラチューラの役まで幅広く歌えるソプラノ歌手であった。本来はリリコ・スピントの声質のソプラノが適するマノン・レスコーのタイトルロールだが、カラスが歌うと妖艶で男を惑わせる飛び切りの美人となる。やや重厚すぎるが感情表現が素晴らしい。デ・グリュー役のステファノも輝く声で悪くない。

モノラル録音の末期という事もあって、音が左右に広がらない事を除けばモノラル時代の録音としてはかなり音質は良い。豊富なEMIと契約された歌手たちが集っているし、セラフィンとスカラ座のバックも非常に良いので、非常に水準の高い演奏である。だからこそ、唯一、この録音がステレオであったならさらに良かっただろうな、と思う。

マノン・レスコーのタイトルロールは、リリコスピントの声質のソプラノ歌手が最も適している。マリア・カラスと同時代であればレナータ・テバルディのような歌手が最も適していた。テバルディの歌ったM=プラデッリ盤は1954年録音でステレオ。DECCAの録音らしく古い割に鮮明で音質で勝る。ただし、デ・グリュー役のマリオ・デル=モナコが重厚すぎて役柄とは若干ミスマッチな感じがあるなどするので、演奏はセラフィン/スカラ座の本盤の方が勝ると思う。


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