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2023年10月24日 (火)

ケルビーニ 歌劇「メデア」/セラフィン、スカラ座、カラス他

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マリア・カラス(ソプラノ、メデア)
レナータ・スコット(ソプラノ、グラウチェ)
ミリアム・ピラッツィーニ(ソプラノ、ネリス)
ミルト・ピッキ(テノール、ジャゾーネ)
ジュゼッペ・モデスティ(バス、クレオンテ)
リディア・マリンピエトリ(ソプラノ、第1の侍女)
エルヴィラ・ガラッシ(ソプラノ、第2の侍女)
アルフレード・ジャコモッティ(バリトン、衛兵隊長)

ミラノ・スカラ座合唱団
トゥリオ・セラフィン指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団

【録音】1957年

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)からの1組。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

この音源は、様々な意味で特別なものである。第一に、マリア・カラスが得意とした役であるだけでなく、長らく忘れ去られていたものを彼女が復活させたオペラであること。メデアのタイトル・ロールはなかなか歌い切る歌手が居なかったこともあるが。

第二に、この録音がEMIのものではなく、イタリア・リコルディによるものだという事。リコルディ社は楽譜の出版社として有名だけれども、1958年からレコードも手掛けるようになった。

そして、その録音をアメリカのマーキュリー・レーベルのリヴィング・プレゼンスというHi-Fi録音で有名なプロデューサーであるウィルマ・コザートと録音エンジニアであるロバート・ファインが担当していた事である。だからこの音源はイタリア初出のリコルディ盤がオリジナル盤であるし、アメリカではマーキュリー・レーベルから発売された。そういった事情もあって、音質が他のEMI録音のものとはちょっと毛色が異なる。ステレオ初期録音としてかなり優秀である。

メデアのような役は、激情的でありながらテクニックに優れ、コロラチューラでありながら重戦車のような声が出せる歌手でないと歌い切ることが難しい。1953年にヴィットーリオ・グイの指揮でマリア・カラスが歌って評判をとり、このオペラが復活した。それを長い歴史を誇る楽譜出版社によってレコード化されたのだが、他の配役も良いし、セラフィン/スカラ座もとても良い。

リコルディ・レーベルの音源は、現在はソニー・ミュージックが権利を持っているのだが、マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集の発売のためにワーナー・クラッシックスに対して許諾されている。


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