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2023年11月 7日 (火)

ドニゼッティ 歌劇『ランメルモールのルチア』/セラフィン、フィルハーモニア管. カラス他

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マリア・カラス (ソプラノ)
フェルッチョ・タリアヴィーニ (テノール)
ピエロ・カプッチルリ (バリトン)
ベルナルド・ワディシュ (バス・バリトン)
レオナルド・デル・フェッロ (テノール)
マルガレータ・エルキンス (メゾ・ソプラノ)
レンツォ・カセッラート (バリトン)

トゥリオ・セラフィン (指揮)
フィルハーモニア合唱団 フィルハーモニア管弦楽団

【録音】1959年

マリア・カラス/スタジオ録音リマスター・エディション全集(69CD)から。紙ジャケ仕様で、外国語ではあるが写真入りの解説書も付属する。

このマリア・カラスのジャケットの顔写真は妖しい魅力があるが、音楽も同様だと思う。このステレオ録音で聴けるカラスのルチアは、大人の妖しい魅力に満ちたもので、これを聴くと1953年のモノラル録音のルチアはやや少女っぽい。ルチアの設定は少女なのでモノラル録音の方が正しいように思えるのではあるが、最大の聴きどころである第三幕の狂乱の場は、このステレオ盤では熟成された大人のルチアであり、これはこれで見事だ。

カラスの声は1957年以後は重くなってしまい、1953年のモノラル録音の全曲盤を聴くと、若さと声の輝きが素晴らしく、この録音は劣化した感じが聴こえないわけではない。エドガルド役のタリアヴィーニも、モノラル録音のステファノと比べると分が悪いし、カップッチルリのエンリーコは若すぎて、モノラル録音のゴッビの方がどう聴いても貫禄がある。

そんなわけで、ルチアに関しては、総合的にはモノラル録音の方が出来が良いと思うのだが、1953年と1959年の6年の差は録音技術の進歩はかなり大きかったといわざるを得ない。ワーナー・クラシックスのリマスター・エディション全集のCDは、以前のEMI時代に発売されていたCDよりも音質が良くなっていて聴きやすくなった。それでも、普段、ステレオ録音以降の音源しか聴いていない人には、1953年のモノラル録音のものは音楽の内容以前に音が悪すぎて聴き続けられないかも知れない。しかし、この1959年のステレオ盤はCDで聴いても音質に対しての不満は少ないと思う。

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これは英国初版のバラ2枚組のLPだが、パリっとした濃い音が詰まっているような感じで、音質はかなり良く初期盤LP特有のノイズが若干あるが、CDの音質より鮮明である。


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当時のEMIのオペラのリブレット これはレコードとは別売りだった。


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