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2024年1月

2024年1月30日 (火)

人間の声 (Les Voix Humaines) / ジョルディ・サヴァール

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第1組曲 : ニ短調
1. カール・フリードリヒ・アーベル : 前奏曲
2. J.S.バッハ : アルマンド (無伴奏チェロ組曲 第5番 BWV1011 より)
3. ヨハネス・シェンク : アリア・ブレスカ
4-5. ジョン・プレイフォード : 鐘、およびサラバンド

第2組曲 : ニ短調
6. ド・マシー : 前奏曲
7. マラン・マレ : 人間の声
8. ジャンバティスト・アントワーヌ・フォークレ : ラ・デュ・ヴ ォーセル
9. ゲオルク・フィリップ・テレマン : ヴィヴァーチェ
10. トバイアス・ヒューム : 聴け、聴け (音楽のヒューモア 第10番)]

第3組曲 : ハ長調
11. ルイ・ド・ケ・デルヴロワ : 嘆き
12-13. J.S.バッハ : メヌエット第1,2番とジグ (無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007より)
14. トバイアス・ヒューム : グッド・アゲイン (音楽のヒューモア 第14番)]

第4組曲 : ホ短調
15. サント‐コロンブ・ル・フィス : 前奏曲
16. マラン・マレ : スペイン風サラバンド
17. 作者不詳 : ランカシャー・ パイプ]

第5組曲 : ト短調
18. サント‐コロンブ・ル・フィス : ロンドー形式のファンタジー
19-20. J.S.バッハ : サラバンドとドゥーブル (無伴奏 ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 BWV1002より)
21. J.S.バッハ : ブレ (無伴奏チェロ組曲 第4番 BWV1010より)]

ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

【録音】1998年


これもALIA VOX初期の音源である。アーベル、J.S.バッハ、マレ、サント=コロンブをはじめとする17,18世紀の弦楽器作品から曲を選び、サヴァール自身が5つの組曲に再構成したもので、人間の声に近いヴィオラ・ダ・ガンバという楽器での独奏であり、非常にシンプルなもの。

ヴィオラ・ダ・ガンバの音色はチェロに近いが、チェロが4弦でフレットが無いのに対し、ヴィオラ・ダ・ガンバは6弦、ないし7弦でギターの様にフレットがありながら弓で擦って音を出す楽器である。素朴でありながら深い響きと感情に訴える。

この録音はCDのみが発売されただけでSACD/CDハイブリッド盤は無いと思う。すでに廃盤となってしまっているが、音質良く、いまだに生命力のある音源だ。


ユーチューブでは全曲無料で聴ける。ただし、CDをちゃんとしたCDプレーヤーでかけた音質はとても良く、ユーチューブは音質で劣る。


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2024年1月26日 (金)

「その他のフォリア(1500~1750)」/サヴァール、エスペリオンXXI他(SACD/CD、通常CD)

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通常CD

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SACD/CDハイブリッド盤

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 作曲者不詳(ペルー):フォリア・クリオーリャ(即興曲)
作曲者不詳(王宮の歌曲集所収):古いフォリア(1500 年頃)
カベソン:グローサ(変奏)付パヴァーヌ(1557)
ムダーラ:ルドビーコのハープを模したファンタジア(1546)
ルッフォ:バスとソプラノのガンバ(1564)
ピッチニーニ:「ラ・フォリア」に基づくパルティータ(1623)
ファルコニエーリ:(3声の)フォリア(1650)
ストラーチェ:フォリア(1664)(チェンバロ)
プレイフォード:ファロネルのディヴィジョン(1685)
コルベッタ/サンツ:フォリア(1674)(ギター)
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12(1700)
カバニーリェス:フォリアのディフェレンシアス(1700)(チェンバロ)
アルビカストロ:ソナタ「ラ・フォリア」(1704)
ムルシア:ガリシアのフォリア(1700 - 32)(ギター)
ヴィヴァルディ:ソナタ「ラ・フォリア」Op.1-12(RV.63)(1705)

マンフレッド・クレーマー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ)
マウロ・ロペス(ヴァイオリン)
アリアンナ・サヴァール(ハープ)他

エスペリオンXXI
ジョルディ・サヴァール(指揮)

【録音】 2005年

これは、前回ご紹介した1998年録音の「ラ・フォリア 1490-1701」の続編ともいうべきディスクで、2005年に通常CDとSACD/CDハイブリッド盤が併売される形で発売された。ジャケット・デザインはSACD/CDハイブリッド盤の方は右下にSACDとHYBRIDのロゴが入るのみで全く同じだ。

「ラ・フォリア 1490-1701」とダブっている曲は有名なコレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調「ラ・フォリア」だが、演奏者を替えた別の録音で、それ以外の曲は別の曲ばかりで、この新旧2枚のディスクがあれば15世紀末の古い型の「フォリア」からコレッリやヴィヴァルディが作曲した新しい型の「フォリア」まで代表的な曲がかなり網羅される。

音質傾向は「ラ・フォリア 1490-1701」と同一で非常に音質が良いのは共通している。現在は通常CDは廃盤のようでSACD/CDハイブリッド盤は現行盤として入手可能である。

この音源もユーチューブにあるので、一番有名なコレッリのを貼り付けておく。

 


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2024年1月23日 (火)

ラ・フォリア 1490-1701/ジョルディ・サヴァール他(SACD/CD、通常CD)

SACD/CDハイブリッド盤

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通常CD盤

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 作曲者不詳:聖母マリアの頌歌集のビリャンシーコ
(フォリア「ロドリーゴ・マルティネス」)による即興曲
オルティス:「ラ・フォリア」に基づくレセルカーダ[第4番/第8番]
カベソン:ロマンセ「誰のために長くした髪」によるフォリア
フアン・デル・エンシーナ:フォリア(自身のビリャンシーコ「さあ、食べ飲もう」による即興曲)
マルティン・イ・コル:「ラ・フォリア」に基づくディフェレンシアス(フィレンツェ写本による)
コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.5-12
マレ:「ラ・フォリア」のクープレ(「通奏低音を伴う1、もしくは2挺のヴィオールのための曲集第2巻」より)


ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロルフ・リスレヴァンド(ギター/ビウエラ/テオルボ)
ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ/オルガン)
アリアンナ・サヴァール(ハープ)
ブリュノ・コッセ(コントラバス)
ペドロ・エステバン(打楽器)
アデーレ・ゴンザレス=カンパ(カスタネット)

【録音】1998年

中世の後期にイベリア半島で流行し発展を遂げた大衆発祥の舞曲と歌つきの舞曲である「フォリア」は、幅広い時代に様々な作曲家によって作曲された。一番有名なのはコレッリの「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」だと思うが、古い15世紀の作曲者不詳のものから18世紀初めのマレが作曲したものまでの「フォリア」を集めたもの。

ジョルディ・サヴァールらは、古楽器を用いたアンサンブルでこれらの曲を魅力的に演奏している。学究的演奏というよりも、活き活きとした聴いて楽しめるものであり、20年以上の愛聴盤である。サヴァールの専用レーベルとも言えるALIA VOXから出たCDやSACDの中で、初期の傑作盤として挙げることが出来る。

私は、2000年頃にCDを買い、SACD/CDハイブリッド盤を2004年頃に入手している。録音は1998年で、当時すでに24bit/96Kのハイレゾで録音されており、DSD化されSACDとなったものはニセレゾではない。25年前の録音であるが、SACD/CDハイブリッド盤は現在の水準で考慮しても最高水準の優秀な音質である。ALIA VOXのベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」などのディスクを聴くとその音質の優秀性に驚くが、それは四半世紀前のALIA VOX創立当初から一貫している。

「フォリア1490-1701」を拙宅で通常CDとSACD/CDハイブリッド盤をSACDプレーヤーやCDプレーヤーでかけて音質比較すると、

SACD/CDのSACD層>>通常CD>SACD/CDのCD層 となる。

SACD/CDのCD層は若干高域が賑やかになるが通常CDだとそのような事がなくスッキリとしている。SACD層の音質は音場の前後左右がさらに広がり、空気感に優れ非常にスッキリした音質である。

CD層をパソコンにリッピングしてみると通常CDとSACD/CDハイブリッド盤のCD層のデータはバイナリが一致し全く同じであるが、ハイブリッド盤はSACD層を通過する事で乱反射が起きて音質的に不利になるのだと思われる。当たり前だがパソコンにリッピングしたデータをUSB-DACで再生する場合には音質差は無い。

SACDプレーヤーでないCD専用プレーヤーで再生するのであれば間違いなく通常CDの方が良いが、現在は新品での入手は困難だと思う。ALIA VOXでは2010年頃まではSACD/CDハイブリッド盤とCD専用盤を併売していたが、CD専用盤は廃盤となりSACD/CDハイブリッド盤のみが現行として残っている。近年発売されるものはSACD/CD盤しかなく、通常CDは発売されないものが多い。

通常CD盤を聴いても非常に高音質だが、繰り返すがSACD層は音場の前後左右の広がりがさらに自然で奥行きのあるものになり素晴らしい。このレーベルは古楽音楽ファンだけでなく、オーディオ・ファンにもっと認知されて欲しい。

ユーチューブにこの音源を見つけたので貼り付けておく。ただし、ディスクを聴いた音質はユーチューブよりずっと優れる。

作曲者不詳:聖母マリアの頌歌集のビリャンシーコ 

 


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2024年1月19日 (金)

ベートーヴェン ミサ・ソレムニス/サヴァール、ル・コンセール・デ・ナシオン他(SACD/CD)

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ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン〈リナ・トゥール・ボネ(コンサートミストレス、ソロ)〉
ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ(合唱/合唱指揮:ルイス・ヴィラマホ)
YOCPAアカデミーメンバー
リナ・ジョンソン(ソプラノ)
オリヴィア・フェアミューレン(メゾ・ソプラノ)
マルティン・プラッツ(テノール)
マヌエル・ヴァルサー(バリトン)

【録音】2023年

これは、2023年12月に発売になったジョルディ・サヴァール指揮の最新録音のSACD/CDハイブリッド盤。

サヴァール/ル・コンセール・デ・ナシオンは、すでにベートーヴェンの交響曲全集を完成させており、その演奏と共通するリズミックで打楽器が活躍する演奏であり、合唱のラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャその他、歌手陣の歌も良い。

今まで発売されたALIA VOXレーベルの音源同様、何しろ録音が良い。SACD層を聴くと、非常に鮮明でワイドレンジであり見通しが良くホールの残響が自然で聴いていて非常に気持ちが良い。オーディオ的に非常に優れたディスクである。

ジャケットは紙製のデジパックでぶ厚いカラー刷りのリブレットが付属する。単なるデータのダウンロードやストリーミング配信には無い、物としての価値もあり、まだまだディスクメディアは終わらないと思う。


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2024年1月16日 (火)

ヴィヴァルディ・アルバム/チェチーリア・バルトリ

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1.「そよ風のささやきに」(Dell'aura al sussurrar)~歌劇≪テンペーのドリッラ≫ RV 709
2.「恐ろしい嵐のあとは」(Dopo un'orrida procella)~歌劇≪グリゼルダ≫ RV 718
3.「二つの瞳に真ささげて窶れゆくのは」(Di due rai languir Costante)RV 749
4.「何を言っているのかしら?…私は行こう、飛び行こう、叫ぼう」(Qual favellar? ... Andero, volero, gridero)~歌劇≪狂乱を装ったオルランド≫ RV 727
5.「ささやく春のそよ風よ」(Zeffiretti, che sussurrate)~歌劇≪テルモドンテに向かうヘラクレス≫ RV 710
6.「苦しめられる魂は」(Alma oppressa)~歌劇≪忠実なニンフ≫ RV 714
7.「言ってください、ああ」(Dite, Oime)~歌劇≪忠実なニンフ≫ RV 714
8.「不運な小舟は」~歌劇≪ジュスティーノ≫ RV 717
9.「運命よ,おまえは私を招いたが…私には胸中、それほどに強き心がある」(Sorte, che m'invitasti ... Ho nel petto un cor si forte)~歌劇≪ジュスティーノ≫ RV 717
10.「さまざまな愚かさのなかで…我われは凍る冷たい波間の船」(Tra le follie ... Siam navi all'onde algenti)~歌劇≪オリュンピアス≫ RV 725
11.「凍りついたようにあらゆる血管を」(Gelido in ogni vena)~歌劇≪ファルナーチェ≫ RV 711
12.「海もまた沈めようとするようだ」(Anch'il mar par che sommerga)~歌劇≪バヤゼット(ティムール) ≫ RV 703
13.「戦士のトランペット」(Di trombe guerriere)~歌劇≪テウッツォーネ≫ RV 736

チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:サイモン・シュウテン)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(ブロックフレーテ)

【録音】1999年

これは、四半世紀近く前に発売されたCDで、当時の初出限定ハードカバーの装丁の輸入盤。この音源の180g重量盤LPが復刻されたのをタワーレコードのサイトを見て、注文するか迷った。https://tower.jp/item/6193812/ 2枚組で1万円を超える値段である。あまりにも高いので、CDで不満無く聴けるならLPレコードは買うまでもないと思い、改めて手持ちのCDを聴いてみた。CDでもかなり良い音質で、全く不満が無いのでLPレコードの注文は見送った。

チェチーリア・バルトリは当代のイタリア系のメゾソプラノの第一人者。この録音によって、ヴィヴァルディのオペラが再認識された。マリア・カラスがそれまで上演されなかったドニゼッティやベルリーニのオペラを復活復興させたのと同じような現象を起こしたCDでもある。

チェチーリア・バルトリは20歳代ながら1980年代後半にデビューCDが出てからずっと、この人のCDは出れば買うという状態が続いている。他にも良いCDがある。オペラを聴かない人にとっては全く興味の外のCDだろうが、私にとっては手放しで称賛出来る内容のものばかりだ。以下も初出限定のハードカバー装丁のCD。

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2024年1月12日 (金)

TANGO ROYAL /Carel Kraayenhof (SACD/CD)

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1.Calvel rojo (Carel Kraayenhof)
2.Milonga del angel (Astor Pazzolla)
3.Balada para un loco(Astor Pazzolla:music,Horacio Ferrer:lyrics)
4.Maxima (Carel Kraayenhof)
5.Milonga para Thirza (Carel Kraayenhof:music,lyrics)

Aconcagua', concerto for bandoneon, string instruments and percussion
(Astor Pazzolla)
6. Allegro marcato
7.Moderato
8.Presto

9.Oblivion (Astor Pazzolla)
10.Maypa (Roberto D.Alvarez)
11.Adios Nonino (Astor Pazzolla)

エト・スパンヤールト(指揮)
コンセルトヘボウ室内管弦楽団
オランダ室内合唱団
Sexteto Canyengue

Carel Kraayenhof(bandneon)
ヴェスコ・エシュケナージ(Vn.)
Heleen Koele(Sop.)

【録音】2002年

これはオランダのPentaToneという元Philipsレーベルの技術者が立ち上げたレーベルから発売されたタンゴのSACD/CDハイブリッド盤。
バンドネオン奏者であるCAREL KRAAYENHOF(カレル・クラーイェンホフ)は、アストル・ピアソラの弟子で、ピアソラの曲を中心に演奏されている。

最後の曲のAdios Noninoは、オランダのロイヤル・ウェディングで演奏された事もあり、オランダ国内ではかなり売れたらしく、PentaToneで一番売れたSACD/CDらしい。先に通常CDが発売されSACD/CDハイブリッド盤が発売されたのは2012年。現在、この盤は新品では入手が難しくなっている。だいぶ以前に入手した時にはSACDプレーヤーを持っておらずにCD層だけを聴いてそのまま棚晒しとなっていたが、最近になってSACDプレーヤーでSACD層を聴いてみてびっくり。こんなに音が良く、演奏も良かったのかと。

やはりPentaToneレーベルのSACD/CDハイブリッド盤はSACD層とCD層の音質には相当な差があり、高音質で聴くためには是非ともSACD層を聴くべきであると再確認した。


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2024年1月 9日 (火)

ドヴォルザーク 交響曲9番「新世界より」/ケルテス、ウィーンフィル他(Tower Records Vintege Collection SACD/CD)

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1. アントニン・ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界より」
2. ベドルジーハ・スメタナ:歌劇「売られた花嫁」から序曲
3. ベドルジーハ・スメタナ:交響詩「モルダウ」
4. アントニン・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集(抜粋)
第1番 ハ長調 作品46の1、第3番 変イ長調 作品46の3、第8番 ト短調 作品46の8、第10番 ホ短調 作品72の2、第9番 ロ長調 作品72の1

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1)、 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団) (2-4)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)

【録音】1961年(1)、 1962年(2-4)

2023年12月に発売されたTower Records Vintege Collection SACD/CDハイブリッド盤。2023年の最新リマスターによって作られたSACD層は、かなり音質が良く、Esoteric盤よりも音質が向上している。また、一緒に入っているイスラエル・フィルとのスメタナの「売られた花嫁」や「モルダウ」、ドヴォルザークのスラヴ舞曲の抜粋は、「新世界交響曲」よりもさらに良い音質で楽しめる。私としては、もうEsoteric盤は不要であると考えている。

以下は、このSACD/CDハイブリッド盤のリブレット裏の初出LP盤のジャケット写真である。

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なお、ケルテスの「新世界交響曲」は、録音されてから60年以上が経つが、いまだに名盤としての評価が高い上、音質も良くて様々な復刻盤が出ている。過去にもこのブログに書いているので、リンクを貼っておく。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/9180lp-f3b4.html


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2024年1月 5日 (金)

ホロヴィッツ プレイズ ラフマニノフ (SACD/CD 3枚組)

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Disc1:RCA Red Seal 録音

ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(1951年セッション/モノラル)
フリッツ・ライナー指揮、RCA ビクター交響楽団
録音:1951年5月8,10日 ニューヨーク、カーネギー・ホール

2. ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(1978年ライヴ/ステレオ)
ユージン・オーマンディ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
録音:1978年1月8日 ニューヨーク、カーネギー・ホール
『ホロヴィッツ・アメリカ・デビュー50周年記念ゴールデン・ジュビリー・コンサート』

Disc2:コロンビア録音

1. 練習曲『音の絵画』 ハ長調 Op.33-2(1962年セッション)
2. 練習曲『音の絵画』 変ホ短調 Op.39-5(1962年セッション)
録音:1962年4月18,24日、5月9,14日 ニューヨーク、コロンビア30丁目スタジオ

3. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(ホロヴィッツ版)(1968年ライヴ)
4. 前奏曲 第23番嬰ト短調 Op.32-12(1968年ライヴ)
5. 楽興の時 ロ短調 Op.16-3(1968年ライヴ)
録音:1968年12月15日 ニューヨーク、カーネギー・ホール

6. 練習曲『音の絵画』 変ホ短調 Op.33-6(1967年ライヴ)
7. 練習曲『音の絵画』 ハ長調 Op.33-2(1967年ライヴ)
8. 練習曲『音の絵画』 ニ長調 Op.39-9(1967年ライヴ)
録音:1967年12月10日 ワシントン、コンスティテューション・ホール

9. チェロ・ソナタ ト短調 Op.19~第3楽章:アンダンテ(1976年ライヴ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
録音:1976年5月18日 ニューヨーク、カーネギー・ホール

Disc3:RCA Red Seal 録音

1. 前奏曲 第16番ト長調 Op.32-5(1977年セッション)
2. 楽興の時 変ホ短調 Op.16-2(1977年セッション)
3. V.R.(W.R.)のポルカ 変イ長調(1977年セッション)
録音:1977年6月24日 ニューヨーク、RCAスタジオA

4. 舟歌 ト短調 Op.10-3(1979年ライヴ)
録音:1979年4月7日 シカゴ、オーケストラ・ホール/4月22日 ワシントン、コンスティテューション・ホール

5. ユモレスク ト長調 Op.10-5(1979年ライヴ)
録音:1979年4月7日 シカゴ、オーケストラ・ホール

6. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(ホロヴィッツ版)(1980年ライヴ)
録音:1980年4月13日 ボストン、シンフォニー・ホール/5月2,4,11日 ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール

7. 前奏曲 第6番ト短調 Op.23-5(1981年ライヴ)
録音:1981年10月25日、11月1日 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場

2023年12月にSony Classicalから発売になった3枚組のSACD/CDハイブリッド盤。この音源の中で、1978年のユージン・オーマンディ/ニューヨーク・フィルハーモニックとのライブ録音のピアノ協奏曲第3番は、LPレコードの時代に私が初めて買って聴いて刷り込まれたもので、その演奏の素晴らしさは良く知っているつもりだ。これが聴きたくてこのセットを予約注文してしまった。届いて聴いてびっくり。音質が素晴らしく良い。当時のLPレコードは廃棄しても良い。そのくらい違う。

リマスターしたエンジニアはアンドレアス・K・マイヤーで、ブルーノ・ワルターのColombia録音の最新リマスターをやった人である。素晴らしいリマスター、有難う。1951年のモノラル録音のピアノ協奏曲第3番は流石に古ぼけているし、カットもあるのでほとんどカットの無い1978年のライブ録音はホロヴィッツの協奏曲第3番の決定版であるのは間違いなかろう。それ以外の音源は素晴らしい音質でリマスターがなされていてとても楽しめるディスクである。

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Discは、このように緑色でタイトルその他は外周部に小さく白く印字されているだけである。これも音質を考慮してのもの。


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2024年1月 2日 (火)

モーツァルト ピアノ協奏曲集/内田光子、テイト、イギリス室内管(EsotericSACD/CD)

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Disc1
ピアノ協奏曲 第21番
ピアノ協奏曲 第25番
コンサート・ロンド ニ長調

Disc2
ピアノ協奏曲 第22番
ピアノ協奏曲 第23番

Disc3
ピアノ協奏曲 第26番
ピアノ協奏曲 第27番

内田光子(ピアノ)
イギリス室内管弦楽団 ジェフリー・テイト(指揮)

【録音】1985年、1986年、1987年、1988年、1990年

2023年12月に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤の1組

本セットは3枚組であるが、モーツァルト ピアノ協奏曲全集として旧Philipsレーベルから9枚組のセットが出ていたし、21世紀になってから発売された再発の全集は8枚組となったが、これが出てしばらくしてPhilipsレーベルはDECCAレーベルに吸収され消滅した。私は、内田光子が弾き振りした新しいモーツァルト ピアノ協奏曲集よりもこちらの古い演奏のほうが気に入っている。透明感のある純粋な美しさがあり、モーツァルト弾きとして世界的な名声を決定的にした録音である。そして、この録音は当時のCDでもバランス良く音質の良いものでも有った。

この新しい3枚組のセットでは、ピアノやオーケストラの音色がより濃く、内田光子のピアノがより美しく魅力的に奏でられる。ジェフリー・テイトとイギリス室内管弦楽団のサポートも良く、より鮮度が増した音で楽しめる。


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