音楽

2017年10月20日 (金)

プレス・アンド・テディ/レスター・ヤング~テディ・ウィルソン・カルテット(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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これも2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。1956年のモノラル録音。

レスター・ヤング(ts)、テディ・ウィルソン(p)、ジーン・ラミー(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)の4人による演奏。特に、状態の良い録音で好調な演奏をする晩年のレスター・ヤングが聴ける。このEsotericSACD/CDハイブリッド盤では、ドラムスやベースの演奏が明解で、レスター・ヤングのテナーサックスの音も太く実在感のある音質で鳴る。マスターテープのヒスノイズが結構聴こえるが、それも音楽を聴くのに邪魔にはならない。


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2017年10月17日 (火)

バック・トゥ・バック/エリントン&ホッジス(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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先日紹介した「エラ・アンド・ルイ」に続き、これも2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚で、6枚のうちのこれだけがステレオ録音である。ステレオ録音とは言ってもベースが真ん中で他の楽器は左右に分かれてモノラル的になっている、俗に言うピンポン録音である。1959年録音。

Esoteric盤はCD層でも、非常に音の抜けが良くスムーズに立ち上がりそれでいて、楽器の音色が自然。マスターテープに起因するヒスノイズを積極的に消去するような加工をしていないためか、微小なニュアンスもしっかりと聴き取れる。とても良いマスタリングだと感じる。

腕の良いメンバーが6人で演奏しているもので、ほとんど全部が1920年代頃流行したブルースであり、大編成ではなくかといってトリオやカルテットのような小編成でも無い。ちょうど、Impulse!レーベルでのカウント・ベーシーの「カンサス・シティ・セブン」のようなアルバムに近いような気もする。7人が個々にとても優れたミュージシャンなので、演奏はどの曲もとても魅力的である。

ハリー・エディソン(tp)、ジョニー・ホッジス(as)、デューク・エリントン(p)、レス・スパン(g)、アル・ホール(b)1,4曲目、サム・ジョーンズ(b)2,3,5,7曲目、ジョー・ジョーンズ(ds)


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2017年10月13日 (金)

エラ・アンド・ルイ(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。もうすでにこの限定セットは完売しているので、残っているのは流通在庫のみだ。6枚セットでなければ買えないのだが、6枚の中にこの1枚がある事で、躊躇無く購入した。

録音は1956年だから、60年以上前でとても古く、モノラル。音質はそれが信じられないほど良い復刻である。

何より、音楽的内容が良い。男女のデュオによるジャズ・ヴォーカルのレコードとして、歴史的に最右翼に挙げられるような素晴らしいものだと思った。全ての曲がスタンダードであり他の歌手と比べられるだろうが、録音が古い事以外、歌いまわし、アレンジなどでこのアルバムより良いものは個別の曲ごとに見てもそうは無いだろう。

エラ・フィッツジェラルドの声は明るく張りがあり、ビリー・ホリデイの様に暗くない。両者の「アラバマに星落ちて」を比べて聴けば、明白である。どちらが良いかではなくてどちらが好みかだが、エラ・フィッツジェラルドの方が気楽に聴ける。構えて聴く時にはアナログLPで、気楽に聴きたい時はこの盤で、という使い分けをしている。


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2017年10月10日 (火)

モーツァルト 後宮からの逃走/クリップス、ウィーン国立歌劇場

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これは1966年にEMIに録音されたモーツァルト 「後宮からの逃走」全曲録音のLPレコード。ドイツEMIエレクトローラの1970年代前半のプレスのものであるから初出盤ではない。金色のこのレーベルは拙宅の装置だと上手く鳴るので、初出盤ではないのに躊躇せず入手した。1966年の録音とは信じられないほど音質が良いので、オーディオ的にも満足している。

コンスタンツェ:アンネリーゼ・ローテンベルガー(S)

ブロントヒェン:ルチア・ポップ(S)

ベルモンテ:ニコライ・ゲッダ(T)

オスミン:ゴットロープ・フリック(B)

ペドリルロ:ゲルハルト・ウンガー(T)

また、この音源は英国盤はSAN167/8という番号はあるのだが、発売される事は無かったので、英国盤の初期盤は存在しない。

演奏はというとウィーン子のヨゼフ・クリップスとウィーンフィルの創る音楽は軽い感じで深みに欠けるが、優美でかつウィーン的な繊細な音楽に仕上がっていて、歌手もそのような魅力的な部分を醸し出している。こんな魅力的な録音が英国で発売されなかったのが不思議。「後宮からの逃走」は、「魔笛」と同じ様にドイツ語で歌われる歌芝居なので台詞が入る。何しろ、聴いていて気持ちのよい演奏である。

ボックスは外周部が布張りで、解説書の歌手達の写真も良くて、音質はCDよりも良いので言うこと無しの盤。

リブレットの中の録音風景の写真。実物はほぼ30cm四方で大きく見栄えが良い。

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2017年10月 6日 (金)

マルタ・アルゲリッチ バッハを弾く (EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年6月10日に発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤。1979年のアナログ最末期の録音で、マルタ・アルゲリッチ ザ・コレクション Vol.1という8枚組のセットにも含まれている音源であるが、CD層を聴いただけでもEsotericSACD/CDハイブリッド盤の方が音に潤いがありつつも、ワイドレンジで厚みがある高音質である。

演奏は、勢いや情熱を全面に出して演奏するショパンなどロマン派の音楽とは異なり、計算されたテンポと微妙なタッチでバッハの音楽の真髄に迫るような極められたもの。音楽が活き活きと躍動しながら奥深さを感じるものである。

この演奏をSACD/CDハイブリッド化したプロデューサーと音楽をより良い音でリマスターしてくれたエンジニアを賞賛したいと共に感謝したい。


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2017年10月 3日 (火)

レスピーギ ローマの噴水、ローマの松、他/カラヤン ベルリンフィル(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年6月10日に発売になったEsotericのSACD/CDハイブリッド盤。暫く、このブログに書いたものはアナログLP盤ばかりだったが、いつもCDもしっかり聴いている。このCDは発売直後に手に入れているので、書くのが遅くなった。

レスピーギ
交響詩《ローマの噴水》   交響詩《ローマの松》
リュートのための古風な舞曲とアリア - 管弦楽のための流麗な変奏曲 第3組曲
ボッケリーニ
小五重奏曲《マドリードの夜警隊の行進》
アルビノーニ
アダージョ 
演奏
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
ローマの噴水、ローマの松は1977~78年のフィルハーモニー・ホールでの録音、それ以外のものは、1969年でスイス・サンモリッツのフランス教会での録音。録音に約8年の隔たりがあり場所も異なり、プロデューサーや録音エンジニアも異なるものなので、音質はかなり違うがトータルのアルバムとして違和感は無い。特にローマの噴水、ローマの松はアナログ末期の録音で鮮度やダイナミックレンジもかなり広い。LP時代では「ローマ三部作」を1枚のLPレコードの中に収めてしまうのが演奏時間が長すぎて無理だったから、ローマの噴水、ローマの松だけになるのは仕方が無いとしても、カラヤンは「ローマ三部作」のうちローマの祭りは生涯に渡って録音しなかったというのが興味深い。
演奏はカラヤンらしい隅々まで美しくまとまったもので、レスピーギの音楽を魅力的に聴かせている。ボッケリーニやアルビノーニのアダージョも美しい演奏である。ローマの噴水、ローマの松は、カラヤン’70のセットの中の通常CDと比べて聴いてみたが、Esoteric盤はCD層もずっと音質が良い。


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2017年9月29日 (金)

ラバー・ソウル/ビートルズ(DeAGOSTINI 180gLP)

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先日発売された、DeAGOSTINIのビートルズ・アナログレコードの第3弾。早速買って聴いてみた。手持ちの国内盤LPよりも音は鮮明で良いのは「アビー・ロード」や「サージェントペパーズ」と同じ傾向である。東芝EMIの1970年代のLPレコードでビートルズはやっぱりアナログで聴かなきゃというのは、滑稽かも知れない。何しろ、全体に音がぼやけて鈍い感じだからだ。DeAGOSTINI盤はレーベルも英国のオリジナル盤に近い雰囲気もある。盤質を除いてDeAGOSTINI盤の方が良い。

盤質はあまり良くない。サーフェスノイズは状態の良い国内盤より多い。また、私の買った盤には音に出ないかなり薄くて広範囲にスレキズが最初から付いていた。音に出てしまうのなら問題だが、実害は無いので面倒な交換はしてもらわない。

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これが手持ちの国内盤LPレコードのアップルレーベル。

ジャケット写真がDeAGOSTINI盤の方が鮮明だが、驚いたのはジャケ裏の白黒写真だ。

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これがDeAGOSTINI盤のジャケ裏。メンバーの白黒写真がきちんと中間調も階調が出ていて綺麗なのだが、国内盤LPレコードでは、中間の階調が無く、写真が汚い。

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ラバー・ソウルは、ビートルズのアルバムの中で一番好きなアルバムである。40年近く前に新品で買った古い国内盤LPを聴いてみると、ノイズがあって聴きこんでいるのが判る。

1965年発売のラバー・ソウルは、もっと昔の1950年代終わりから1960年代始め頃のポピュラーやジャズのステレオ盤のように、右にリードヴォーカル、左にコーラスのようにマルチモノのようなステレオである。オーディオ的には、古くて音の良くない音源である。でも、音楽的には古くならない素晴らしいものだという事は間違いない。DeAGOSTINI盤を買って再認識した。


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2017年9月26日 (火)

Turn Up The Quiet/ダイアナ・クラール(180g 2LP)

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今年発売された、ダイアナ・クラールの最新作のLPレコード。デジタル・ダウンロード・コードが付属する。2枚組だが3面にカットされており2枚目の裏面には音溝が無い。(写真の右側のレコードを参照)

音楽的には、JAZZのスタンダードで、トミー・リピューマのプロデュース、アル・シュミットの録音で、バックのミュージシャンもいつものメンバーであり、昔のダイアナ・クラールに戻った感じのするアルバムである。ただし、50歳代となり声はより低く太くなった。前々作「GLAD RAG DALL」や前作「WALL FLOWER」のように、ジャズの本線から若干外れたのを軌道修正して元に戻ったので、これら2作よりも音楽的には好きである。

このLPレコードの音質は良いと思うが、プレスは良くない。サーフェスノイズが若干多いのである。EUでのプレスであるようだが、ドイツではないようだ。


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2017年9月22日 (金)

GLAD RAG DALL/ダイアナ・クラール(180g 2LP)

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ダイアナ・クラールの2012年のアルバムのLPバージョン。2枚組でダブルジャケット、レーベルは大昔のSPレコードのようなデザインである。

また、数あるダイアナ・クラールのアルバムのジャケット写真の中で一番色っぽいのがこのアルバムで、ダブルジャケットの内側の写真もご覧の通りである。

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さて、音楽的にはどうなのか?ジャズが生まれる前の時代のラグ、アメリカがルーツの1920年代から30年代の頃の古いブルース、カントリー、R&B、ロカビリーを歌っているのだが、プロデューサーがいつもとは異なる人だったり、バックのミュージシャンがいつものメンバーと違っていたり、アレンジの風味が異なっていたりで、かなり評価はばらつくと思う。私は、今までのジャズのスタンダードを歌っていたものの方が良いと思うので、このアルバムは実はあまり聴くことが少ない。

このLPレコードの音質と盤質についてだが、特に、ノイズの付き方が多い。EUで製造されているようだが、このLPはドイツでのプレスではない。再発されたドイツプレスの重量盤LPと比べると音質でも少し劣るように思うので、重量盤LPレコードのメリットは見いだせない。


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2017年9月19日 (火)

Quiet Nights/ダイアナ・クラール(180g 2LP)

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ダイアナ・クラールの2009年発売のアルバム。これは2016年に再発された2枚組のアナログLP。レーベル色が1枚目が白と2枚目が赤で、ちょっと洒落ている。

ボサノバを集めた比較的穏やかな曲のみで構成されている。ジャズっぽいけれど、ポップスであり、本格的なジャズばかり聴く人達には物足りない感じはあるだろうが、歌い方はいつものダイアナ・クラールである。

1面あたり15分程度と余裕のあるカッティングであるので、音質は良い。また、ドイツプレスである為か、盤質も良くノイズがほとんど無く安心して聴いていられる。

Diana Krall - Where Or When (SideA 1曲目)

Diana Krall - The Boy From Ipanema (SideB 1曲目)


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