音楽

2020年9月22日 (火)

シューマン、グリーグ ピアノ協奏曲/ブレンデル、アバド、ルプー、プレヴィン、ロンドン交響楽団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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【曲目】
1-3 シューマン ピアノ協奏曲 
アルフレード・ブレンデル(ピアノ)
クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1979年(旧Philips)

4-6 グリーグ ピアノ協奏曲
ラドゥ・ルプー(ピアノ)
アンドレ・プレヴィン(指揮)ロンドン交響楽団
録音:1973年(DECCA)
1970年代のアナログ後期~末期の録音。
ブレンデルのシューマンは、LPレコードではウェーバー ピアノ小協奏曲とカップリングされて発売され、ルプーのグリーグはシューマンのピアノ協奏曲とカップリングされて発売されていた。
ブレンデルの方は、実はシューマンよりもウェーバーの小協奏曲がお気に入りだったので、オリジナル通りのカップリングで出してもらいたかったのが本音である。LPレコードは先月こちらで紹介している。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2020/08/post-85620a.html

ルプーのグリーグはLP時代の名盤で、LPレコードでカップリングされていたシューマンよりもグリーグの方が良い演奏だし、何より当時からオーディオ的にも有名だった。キングレコードから発売されていたロンドン・ステレオ・ラボラトリー・シリーズから出ていた高音質盤のグリーグのピアノ協奏曲は、第1楽章の冒頭をCDが登場する前、当時行っていたオーディオショップで何度聴いたかわからない位、頻繁に視聴用として使われていたのを覚えている。

Philipsレーベルが消滅しDECCAレーベルに吸収されたので、今回のようなカップリングでSACD/CDハイブリッド盤が出たのだが、どちらも音質が良くて演奏も定評があるものなので、オーディオに重きを置くEsotericが出したのならそれはある意味妥当だろうと思われる。ブレンデルのシューマンはアナログ最後期のPhilips録音らしく鮮明でしなやか、そして空間表現に優れているのがよく分かる復刻である。ルプーのグリーグはそれより少し劣るがピアノが鮮明で、当時の音質の良いLPレコードを聴いた人にも納得出来る音質ではないかと感じた。


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2020年9月18日 (金)

ピエール・フルニエ:チェロリサイタル(ANALOGPHONIC 180g復刻LPレコード)

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【曲目】
SIDE 1
J.S.バッハ :われ心よりこがれ望む(フルニエ編曲)
     :ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタト長調
 
SIDE 2     
ブロッホ :ニーグンバール
クライスラー :ルイ 13 世の歌とパヴァーヌ
ドビュッシー :美しい夕べ
フォーレ :糸をつむぐ女(ハイフェッツ編曲)
ガーシュウィン :プレリュード第2番(フルニエ編曲)
ホアキン・ニン :グラナディーナ

【演奏】
ピエール・フルニエ(チェロ)
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)

録音:1952年(モノラル)

DECCAの1950年代前半の録音の復刻盤である。マスターが状態良く保たれているのか、音質はかなり鮮明で、なおかつ通常の現代のカートリッジや新しいプレーヤーで聴いて良い音質で楽しむことが出来る。しなやかで気品のあるチェロの音色はアナログレコードならでは。

曲目はバッハからガーシュインまで多岐にわたり、一部はフルニエ自身の手で編曲されたもの。状態の良いオリジナル盤は高価なので有り難い復刻だと思う。


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2020年9月15日 (火)

ナタン・ミルシテイン・リサイタル(ANALOGPHONIC 180g復刻LPレコード)

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【曲目】
SIDE 1
ペルゴレージ :トリオ・ソナタ第12番
シューマン :インテルメッツォ
ブラームス :アレグロ
ス−ク :ブルレスカ

SIDE 2
ブロッホ :ニーグン
ミルシテイン :パガニーニアーナ

【演奏】
ナタン・ミルシテイン(バイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)

録音:1953年、1954年(モノラル)

ANALOGPHONICが昨年発売した復刻LPレコード。1950年代前半の録音であるが、かなり上手く復刻されていてバイオリンの音色などはかなり美しく再現される。どの曲も良い演奏だと思うが、SIDE 1 最初のペルゴレージ:トリオ・ソナタ第12番とSIDE 2 最後のパガニーニアーナは特に秀逸だと思う。自作自演のパガニーニアーナは1975年頃の録音(ドイチェ・グラモフォン)もあるが、こちらも全く遜色ない。全ての演奏家を含め、基準、指標となる演奏だと思う。

かなり鮮明な音質であり、状態のいいオリジナル盤が希少で高価なプレミアムが付いているレコードなので、こういった復刻は有り難い。CDで聴くよりずっと楽しめる。


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2020年9月11日 (金)

シューベルト アルペジョーネ・ソナタ/マイナルディ(ANALOGPHONIC 180g復刻LPレコード)

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【曲目】
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
SIDE 1 第1楽章
SIDE 2 第2,3楽章

【演奏】
エンリコ・マイナルディ(チェロ)
グイド・アルベルト・ボルチアーニ(ピアノ)

【録音】1950年(モノラル)

当初は、デジタル初期録音の180g重量盤の復刻LPレコードを出していたANALOGPHONICは、最近はモノラル時代の古い音源の復刻盤を出すようになった。これもその1枚で、オリジナル盤は10インチ、すなわち25cm盤で発売されていた。この復刻盤は通常の30cm盤の両面に全部で27分ちょっとのアルペジオーネ・ソナタのみを入れていて、非常に余裕のある復刻盤となっている。

マイナルディは実直で気品のあるチェロを奏で、それが1950年の古い録音であることを忘れさせるような音質で聴ける。若干ピアノの音が丸まって聴こえるし、Fレンジは狭いのだが、ここまで良い音で復刻してくれたのなら文句はない。

同じ曲を入れるのに、25cm盤と30cm盤での音質は30cm盤が有利なのは言うまでもない。バックハウスのベートーヴェン:ピアノソナタ15&26番/英DECCA SWL8018(10インチ) 初出とアメリカ・LONDON CS6247(12インチ)初出や、ピアノソナタ30&32番/英DECCA SWL8500(10インチ) 初出アメリカ・LONDON CS6246を比べれば、余裕を持ってカットしてあるアメリカ・ロンドンの30cm盤の方が音が良い。それだけ、この復刻盤はクオリティが高い。


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2020年9月 7日 (月)

サキソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズ(DCC Compact Classics HQ180gLPレコード)

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SIDE 1
1.セント・トーマス - St. Thomas(Sonny Rollins)
2.ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ - You Don't Know What Love Is(Raye, DePaul)
3.ストロード・ロード - Strode Rode(S. Rollins)

SIDE 2
1.モリタート - Moritat(Brecht, Weill)
2.ブルー・セヴン - Blue Seven(S. Rollins)

演奏
ソニー・ロリンズ - テナー・サックス
トミー・フラナガン - ピアノ
ダグ・ワトキンス - ベース
マックス・ローチ - ドラム
録音:1956年(モノラル)録音エンジニア:ルディ・ヴァン・ゲルダー

1930年9月7日にソニー・ロリンズは生まれた。なので本日は、90歳の誕生日である。ソニー・ロリンズさん。ジャズの伝説の巨人と呼ばれる人たちは短命な方が多い中で、あなたは90歳の誕生日を迎えられました。謹んでおめでとうございます、と言いたい。

ソニー・ロリンズと言えば、サキソフォン・コロッサスです。ジャズ・リスナーとして万年初心者であっても、この作品、このLPレコードはとても素晴らしいと思う。モノラル録音だが、音の鮮度の良さも相まって、テナーサックスの図太く力強くてしかも温かい音楽がここにはある。

このLPレコードもDCC Compact Classicsという復刻レーベルが出していた180gの重量盤で、マスタリングはスティーブ・ホフマン、カッティングはグレッグ・リー、プレスは、リック・ハシモト/米国RTIによるHQ180g重量盤で1995年の限定発売物。素晴らしく音質が良い。


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2020年9月 4日 (金)

テナー・マッドネス/ソニー・ロリンズ DCC Compact Classics HQ180gLPレコード)

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SIDE 1
1.テナー・マッドネス
2.恋人が行ってしまったら

SIDE 2
1.ポールズ・パル
2.マイ・レヴェリー
3.世界一美しい娘

ソニー・ロリンズ( テナー・サックス)
ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)(SIDE1 1.のみ参加)
レッド・ガーランド(ピアノ)
ポール・チェンバース(ベース)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ドラム)
録音:1956年 (モノラル)

ソニー・ロリンズとジョン・コルトレーンが唯一共演したレコード。テナー・マッドネス1曲だけだけれど。モノラルだから2人のテナー・サックスどちらも中央から聴こえるが、当たり前だが2人の吹き方は全く違う個性なのでどちらが吹いているかは簡単にわかる。ソニー・ロリンズの方が余裕があるというか、やっぱりリーダー、ボス、のような感じで良い。残りの曲もソニー・ロリンズらしい節回しでノリノリで聴ける。ピアノ、ベース、ドラムが当時のマイルス・クインテットのメンバーなので息があっているし、全体的に上手くまとまっている。音質は非常に鮮明でとても良い。

さて、このLPレコードはDCC Compact Classicsという復刻レーベルが出していた180gの重量盤で、マスタリングはスティーブ・ホフマン、プレスは、リック・ハシモト/米国RTIによるHQ180g重量盤で1996年の限定発売物。DCC Compact Classicsは、オーディオ・フィデリティという名前に変わっている。高音質な金蒸着のCDやSACDなどを発売しているレーベルとしても有名だ。

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これは、このLPレコードに入っていたLPレコードのカタログで、2/3ぐらいは購入して手元にある。


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2020年9月 1日 (火)

ナウズ・ザ・タイム/ソニー・ロリンズ(Classic Records HQ180g重量盤LPレコード)

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曲目

SIDE 1
1 ナウズ・ザ・タイム
2 ブルーン・ブギ
3 アイ・リメンバー・クリフォード
4 52丁目のテーマ

SIDE 2
1 セント・トーマス
2 ラウンド・ミッドナイト
3 アフタヌーン・イン・パリ
4 フォア

演奏者
ナウズ・ザ・タイム、ラウンド・ミッドナイト、アフタヌーン・イン・パリ
ソニー・ロリンズ(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、ロイ・マッカーディ(ds)

セント・トーマス
上からハービー・ハンコック(p)が抜ける

ブルーン・ブギ、アイ・リメンバー・クリフォード、フォア
ソニー・ロリンズ(ts)、ボブ・クランショウ(b)、ロイ・マッカーディ(ds)

52丁目のテーマ
上にサド・ジョーンズ(cor.)が加わる

初出:1964年

チャーリー・パーカーの名作ナウズ・ザ・タイムや、ソニー・ロリンズの代表作でサキソフォン・コロッサスにも収録されていた セント・トーマス が入っていて、若いハービー・ハンコックやロン・カーターが参加しているアルバムである。曲が短いものばかりだということもあり、口当たりが良く聴きやすい反面、のめり込むようなブリブリ感はあまり味わえない。

このLPレコードも1990年代半ば頃発売された高音質復刻盤で、マスタリングとカッティングはバーニー・グランドマン、プレスは米国RTI社で行われたもの。この盤もとても良い復刻盤である。


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2020年8月28日 (金)

アワ・マン・イン・ジャズ(Our Man In Jazz) / ソニー・ロリンズ(Classic Records HQ180gLPレコード)

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曲目
SIDE 1
オレオ(Oleo)

SIDE 2
ディアリー・ビラヴド(Dearly Beloved)
ドキシー(Doxy)

テナー・サックス:ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)、コルネット:ドン・チェリー(Don Cherry)、ベース:ボブ・クランショウ(Bob Cranshaw)、4曲目~6曲目のベース:ヘンリー・グライムス( Henry Grimes)、ドラム:ビリー・ヒギンス(Billy Higgins)
録音:1962年 ステレオ(ライブ)

1990年代なかば頃プレスされたRCA LIVING STEREOの復刻盤。ライヴ録音で、フリージャズっぽい感じで1曲がとても長い。しかし、私的にはジョン・コルトレーンの「至上の愛」よりも聴きやすいと感じる。テナー・サックスとコルネットが左右に分かれ、その掛け合いが印象的。

録音は、スタジオ録音のものより劣る。しかし、観客が居るライブ録音なのでその熱気が伝わってくるので、むしろスタジオ録音より良い面もある。

このレコードもリマスターとカッティングはバーニー・グランドマン、プレスは米国RTI社で行われたもので、クオリティが高くとても良い復刻だと思う。ソニー・ロリンズの90歳記念、レコードを聴く はまだまだ続きます。


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2020年8月25日 (火)

ウェイ・アウト・ウエスト/ソニー・ロリンズ(Analoge Productions180g重量盤LP)

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曲目
SIDE 1
1.俺は老カウボーイ    (I'm An Old Cowhand)
2.ソリチュード      (Solitude)
3.カム、ゴーン      (Come, Gone)

SIDE 2
1.ワゴン・ホイール    (Wagon Wheels)
2.ノー・グレイター・ラヴ (There Is No Greater Love)
3.ウェイ・アウト・ウエスト(Way Out West)

ソニー・ロリンズ(ts) レイ・ブラウン(b) シェリー・マン(dr)
録音:1957年(ステレオ)

暑い夏が続いているのでジャズが聴きたい。それに、ソニー・ロリンズが来月90歳になるのを記念して、連日、ソニー・ロリンズのLPレコードを聴いている。このLPレコードは、1992年にAnaloge Productionsが復刻発売した180g重量盤LPレコードで、オリジナル・レーベルはContemporary Recordsであるが、レーベルロゴはAnaloge Productionsに変わっていて、レコードのラベルデザインもAnaloge Productionsになっている。

テナー・サックス、ベース、ドラムスによるピアノが無いトリオによる演奏だが、レイ・ブラウンとシェリー・マンの上手いバックを得て、ソニー・ロリンズも快活に吹いている。ロイ・デュナンの録音であるが、ルディ・ヴァン・ゲルダーのステレオ初期録音より自然な感じに録音されていると感じる。

リマスターはマスタリング・エンジニアのレジェンドであるダグ・サックス、カッティングとプレスはグレッグ・リーとRTI社。このレコードは復刻盤なのにプレミアムが付いていて、私が新品で買った時よりも中古盤の実勢価格が高くなっている。


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2020年8月21日 (金)

橋 /ソニー・ロリンズ(Classic Records HQ180重量盤)

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曲目

SIDE 1
1. ウィザウト・ア・ソング
2. ホエア・アー・ユー
3. ジョン・S

SIDE 2
1. 橋
2. ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド
3. ユー・ドゥ・サムシング・トゥ・ミー

ソニー・ロリンズ(ts)、ジム・ホール(gr)、ボブ・クランショウ(b)、ベン・ライリー(ds)、H・T・ソーンダース(ds SIDE 2 2曲めのみ)
録音:1962年ステレオ

RCA Living Stereoのクラシックは音質の良いものが多いが、ジャズもすこぶる良い。これは1990年代半ばごろにClassic Recordsという復刻専門のレーベルが当時のBMGから音源を借りて復刻した高音質なアナログLPレコードで、リマスター、カッティングはバーニー・グランドマンがやり、プレスは米国RTI社によるHQ180で行われたもの。今聴いてもすこぶる高音質で、従来の国内盤LPレコードや当時のCDの音質とは一線を画していた。

1959年からソニー・ロリンズは引退同然になり、復活のために橋の上でサックスを練習したらしい。タイトルの橋(ザ・ブリッジ)は、それがタイトルの由来である。ギターのジム・ホールとの掛け合いが良い味を出している。個人的には、幾分メロウなバラードのゴッド・ブレス・ザ・チャイルドがお気に入りである。

ソニー・ロリンズは1930年9月生まれで来月90歳になる。1950~60年代に活躍したジャズのレジェンド。いつまでも元気でいてほしい。


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