音楽

2017年6月23日 (金)

マーラー 交響曲 第8番/バーンスタイン、ロンドン交響楽団

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1966年の録音。

第8番だけがニューヨークフィルではなく、ロンドン交響楽団を使っての録音。昔聴いたLPレコードと比べると印象はかなり良く、1970年代にザルツブルク音楽祭でウィーンフィルと残したライヴ録音のものよりいい演奏だと思う。歌手や合唱もこちらの方が良い。ただし、こちらはスタジオ録音なので、ライヴならではの熱気はザルツブルク音楽祭でのウィーンフィルとの録音の方には濃厚に有って、この盤には無い。

印象が良いのは音質の良さもあり、昔聴いたLPは米国盤はやや荒い音質で、英国CBS盤は何かもやっとして音の抜けが悪かった。昔の何れの盤よりもこの新しい盤の方が音の質感が良くワイドレンジで良い。

Bernstein Conducts Mahler - The Vinyl Editionを一通り聴いて言えるのは、音質の良さが際立っていることで、180g重量盤15枚組で1万7千円弱という価格は、非常にリーズナブルであった。ただし、プレスは昔の国内盤の様に完璧ではなく、所々僅かなノイズが入る。しかし、それも気になるほどではない。この限定盤は大切にしようと思う。


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2017年6月20日 (火)

マーラー 交響曲 第7番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1965年の録音。

晩年に、同曲を同じニューヨークフィルとドイチェ・グラモフォンに入れた演奏よりも演奏が楷書的である中にバーンスタインらしい情熱を感じるもの。この最初の全集のレコードは、まだ若いバーンスタインの良さが出ているもので、素晴らしいと思う。新旧比べて勝るとも劣らない。

この曲は、最近までマーラーの交響曲の中ではマイナーというか、あまり脚光を浴びるものではなかった。第2、第4楽章のスコアにNachtmusikと記されている事から「夜の歌」と呼ばれているが、「夜の歌」と深く考えすぎると非常に難解な曲で、テノールホルン、ギター、マンドリンなど普通、オーケストラではあまり使われない楽器が使用されている曲である。それ故に実演の機会は少ない。しかし、純音楽的に真っさらな気分でこのレコードを聴くと、明るくて美しい曲であると感じるのである。

音質は、1960年代半ばのものとして非常に良い。肉厚感や重厚な低音楽器が充分に再現できるので、アナログLPレコードならではの音質であると言えるし、DSDのマスターは昔のデジタルっぽいザラザラした感じが無い。様々な指揮者がマーラーの交響曲の録音を残す中でも、この新しいLPレコードを聴く限り、50年以上を経ても色あせた感じがしない。


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2017年6月16日 (金)

マーラー 交響曲 第6番、第9番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の3枚セット。6番は1967年、9番は1965年の録音。

6番は気迫のこもった熱い演奏。まだ充分に若かった時代の素晴らしいもの。9番は後年のベルリンフィルやアムステルダム・コンセルトヘボウの超名演があるが、この演奏もバーンスタインにしか不可能な表現力を持ったものだと思う。この演奏も説得力ある良い演奏だ。

音質は、何れも1960年代の録音としてはかなり良く、おそらくオリジナル盤よりもバランスが良くしなやかさも勝ると思う。


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2017年6月13日 (火)

マーラー 交響曲 第5番、亡き子を偲ぶ歌/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの録音で180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。1963年の録音。

この音源の昔のLPレコードはなんとなく音のバランスが悪いような感じだったが、このLPレコードはその点は改善され、1963年の録音のものとしてかなり良い音質となっている。ただ、バーンスタインであっても、晩年のウィーンフィルのドイチェ・グラモフォン盤の神がかったような演奏を聴いてしまうと、この演奏は若干物足りないように思う。ジェニー・トゥーレル独唱の亡き子を偲ぶ歌も、1970年代のジャネット・ベイカーが歌ったものの方が好きだ。ただし、後年、同曲の再録音と比べられるからの感想で、もし、バーンスタインにこの演奏しか残されていなかったなら、もっと愛する事が出来るのだろうな、とも思う。


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2017年6月 9日 (金)

マーラー 交響曲 第4番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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1960年に、マーラー生誕100年を記念してニューヨークで開催された「マーラー・フェスティヴァル」に際して録音されたもので、バーンスタインの1回目のマーラー・チクルスの最初のもの。180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中の1枚。このLPレコードも初出盤と同じ6つ目レーベルになっていて、レーベルもオリジナルに近い復刻となっている。

第4楽章のソプラノ独唱はレリ・グリストで、歌は上手くとても良い。晩年のアムステルダム・コンセルトヘボウとの録音ではボーイ・ソプラノを起用していたが、第4楽章の歌唱の部分は間違いなくこの最初の録音のものが勝ると思うし、このDSDマスターからの復刻LPレコードの音質は57年前のものとは到底思えないくらいに高音質である。熱いエネルギッシュな演奏だと思うが、良く統率されており、端正な美しさが必要な部分はそのように演奏され、この時代のニューヨーク・フィルの能力の高さが良くわかる。昔聴いたLPレコードより数段音質は良くなっている印象で、素晴らしい盤である。


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2017年6月 6日 (火)

マーラー 交響曲 第3番/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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マーサ・リプトン(メゾ・ソプラノ) スコラ・カントルム女声合唱団 トランスフィギュレーション教会少年合唱団 1961年録音、DSDマスターからの復刻LPレコード。

180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中のもの。このLPレコードは初出盤と同じ6つ目レーベルになっていて、レーベルもオリジナルに近い復刻となっている。

バーンスタインのマーラー第3交響曲は、旧録音のこの演奏の方が新しい再録音盤より良いという人も居る。私も第一楽章と終楽章はこの旧録音の方が良いと思う。第一楽章の力強さは暴れまわる様な感じで、終楽章は前半の静かな開始部分は静寂感がありながらタメの聴いた表現が見事で、後半の高揚感のある喜びにあふれた感動的な演奏は、50年以上を経ても決して色あせていない。弦楽器の美しさ、特にピアニシモでの静寂感がきちんと再生出来るレコードプレーヤーで聴くと、アナログLPならではの良さが味わえる良盤である。私のレコードは第3番に関しては気になるノイズは無く、プレスも全く問題なかった。

尚、この15枚組セットは、紙の内袋にそのまま入っているので、ポリエチレンの内袋に入れて保存したほうがスレキズが付きにくく良いと思う。


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2017年6月 2日 (金)

マーラー 交響曲第2番「復活」/バーンスタイン、ニューヨークフィル

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ジェニー・トゥーレル(メゾ・ソプラノ)、リー・ヴェノーラ(ソプラノ) 、 カレッジエート合唱団 1963年録音、DSDマスターからの復刻LPレコード。180g重量盤15枚組のセットであるBernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>の中のもの。

すこぶる音質は良い。バーンスタインの情熱あふれる指揮にニューヨークフィルもよく反応していて引き締まったダイナミックな名演奏である。晩年の1987年のドイチェ・グラモフォン盤は、ゆっくりな演奏なので、それに慣れるとこの演奏は早く感じる。バーンスタインらしい粘りのあるロマン性を感じるスタイルは、新旧どちらの演奏にも感じられるもの。また、この時代のニューヨークフィルの能力の高さを感じることが出来る演奏でもある。

通常CDもかなり良い音質だけれども、音の肉厚感とか重厚感はLPレコードの方が上回る。プレスの関係で少しチリノイズが出る所もあるが、それはあまり気にならない。単純計算でこのLP2枚で2200円位になるのだが、現行発売されているSACDよりも安く、やはりお買い得なLPレコードだったと思う。


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2017年5月30日 (火)

マーラー 交響曲 第1番/バーンスタイン、ニューヨークフィル(180g復刻重量盤LP)

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この音源は1967年に発売されたので、ジャケットの右上にはニューヨークフィル創立125週年記念のマークが付いている。5/26に、このレコードを含む15枚組のマーラー交響曲全集が限定発売されたものの中の1枚。バーンスタインが1960年代に完成した最初のマーラーの交響曲チクルスである。晩年のドイチェグラモフォンに録音したものより演奏が若々しく颯爽としている。

音質は、年代を考えると素晴らしく良い。「プレスの過程で1960年代の初出・米コロンビア盤との比較を重ね、初出盤を超えるサウンドを実現いたしました。 」という発売元のアナウンスは決して誇張ではない。

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【LPレコード】Bernstein Conducts Mahler - The Vinyl Edition<限定盤>
http://tower.jp/item/4503481

5/26に発売されたのだが、これはお買い得だよ、とお薦めしようと思ったら、その翌日タワーレコードのサイトを見るとすでに売り切れだった。恐らく、予約分だけで限定数が履けたということなのだろう。私は予め予約しておいたので買うことが出来たが、何故売り切れたのかは以下の理由だと思う。

価格がリーズナブル

180g重量盤LPで、15枚組17000円弱のセット。1枚あたり1000円ちょっと。

デジタルのダウンロードコード付属

ダウンロードコードがついているので、PCやスマホで手軽に聴ける様に出来る。今の輸入盤のアナログレコードはこういった仕様が多い。

高音質

使用したマスターは最新のDSDマスターなのでピュア・アナログでは無いが、デジタル臭さは殆ど無い。手持ちの同一音源のCDと比較しても質の良いLPレコードならではの高音質である。

ここ暫くは、順次、この全集のレコードを1曲ずつ書いていこうと思う。


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2017年5月26日 (金)

喜歌劇「陽気な農夫」、「小鳥売り」抜粋/ミハルスキ グラウンケ管

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ソーニャ・クニッテル、 ブギッテ・ファスベンダー、クリスティーネ・ゲルナー、フリッツ・ヴンダーリヒ、ハインツ・ホッペなどが歌っている1960年代の録音のドイツ盤LPレコード。

レオ・ファル「陽気な農夫」、ツェラー「小鳥売り」からの歌がつまみ食いするように片面ずつに収められている。共に、日本では上演機会が少ない演目のオペレッタ。しかし、聴いていて楽しいし、音質もいい。フリッツ・ヴンダーリッヒが歌う「陽気な農夫」の「o frag' mich nicht mein süßer schatz」 が 収録されていたので入手してみた。

同一音源がユーチューブに有った。

ツェラー「小鳥売り」の方は、ユーチューブで検索すると名歌手による歌が沢山出てくる。

このLPレコードのクリスティーネ・ゲルナーもなかなか上手いけれど、以下の若い頃のルチア・ポップの魅力には参った。

「私は郵便配達のクリステル 」 ルチア・ポップ

以下の曲はソーニャ・クニッテル、ハインツ・ホッペが歌っている。

チロルのバラの歌  ルドルフ・ショック、エリカ・ケート 


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2017年5月23日 (火)

ベートーヴェン ピアノ協奏曲 3番、ピアノと管弦楽のためのロンド/リヒテル、ザンデルリンク、ウィーン交響楽団

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スヴャトスラフ・リヒテルとクルト・ザンデルリンク/ウィーン交響楽団による1962年の録音のもの。このLPレコードのジャケット裏の表記は1964年5月なので完全オリジナル盤ではないけれど、オリジナル盤が発売された翌年に販売されたドイツプレスの初期盤である。

このレコードの演奏は、どちらの曲もリヒテルとザンデルリンクの全く異なる個性がぶつかりあった名演だと思う。ザンデルリンクの指揮によってドイツ的にスケール大きくどっしりと重厚なオーケストラの上に、リヒテルのロマンチックなピアノが好対照である。

ドイチェ・グラモフォンの1960年代の初期盤はごく一部を除き、英国DECCAの初期盤LPよりもかなり安い。その理由は良い音で鳴らすのが大変だから。IKEDAのカートリッジの設計者の池田勇氏によれば、1960年代のドイチェ・グラモフォンのレコードがきちんと良い音で鳴るようになれば、レコードプレーヤーの調整はほぼ完璧なので、もうやることはなく終わりなのだそうである。

私個人としては、ドイチェ・グラモフォンの1960年代の初期盤は決して悪い音質ではなく、むしろ積極的に良い音だと思うので、ドイチェ・グラモフォンのお気に入りの演奏家のLPレコードは割安感がある。このLPレコードも拙宅ではかなり良い音で聴けて、復刻のCDで聴くのがつまらなく感じるほど。

1960年代のドイチェ・グラモフォンのLPレコードのレーベルは外周部のチューリップの花輪のすぐ内側の文字がALLE HERSTELLER-UND~で始まるものが1965年位までで、それ以後はMade in Germany~という表記に変わりジャケットは艶のあるコーディングがされるようになり、SREREOロゴの背景が赤色ではなく黄色になる。このLPレコードのジャケットはコーティングがされる以前のもので艶がない。


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