音楽

2017年12月12日 (火)

ジャクリーヌ・デュ・プレ/5レジェンダリー・レコーディングズ・オン・LP

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これは2017年11月に限定発売された、ジャクリーヌ・デュ・プレの5枚組LPレコードセット。180gの重量盤で96K/24bitのデジタルマスターからカッティングされている。

LP1
エルガー:
1) チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
2) 歌曲集『海の絵』Op.37
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ:1)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ:2) ロンドン交響楽団 ジョン・バルビローリ(指揮)

LP2
1) ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb-1
2) ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調(グリュツマッヒャー改訂)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
イギリス室内管弦楽団 ダニエル・バレンボイム(指揮)

LP3
1) シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129,
2) サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 ダニエル・バレンボイム(指揮)

LP4
R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』Op.35
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ) ハーバート・ダウンズ(ヴィオラ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 エイドリアン・ボールト(指揮)
※初アナログLP盤発売

LP5
ドヴォルザーク:
1) チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
2) 森の静けさ Op.68-5
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
シカゴ交響楽団 ダニエル・バレンボイム(指揮)

LP4を除く4枚は当時のオリジナルカップリングで、ジャケット写真もオリジナルと同一。5枚が全て収まるボックスは丈夫なハードカバーでジャクリーヌ・デュ・プレがチェロを演奏している写真が誂えられていて、コレクションとして持つものの満足度は高い。それでいて、価格は1枚あたり¥1100程度と決して高くない。LP4を除く音源は、1970年代の英国プレスのLPレコードで持っているが、このデジタルマスターから造られたLPレコードは鮮明な音質で分解能が高い感じで現代的な音質に仕上がっている。このセットはそれなりに高音質であり、通常のCDよりずっと良い音質である。

今回初めてアナログLPレコードで発売されたLP4の『ドン・キホーテ』も良い音質で良い演奏である。1968年4月のアビー・ロード・スタジオでの録音であるから、間違いなくスタジオ録音なのだが、LPレコードで販売するための録音では無かったのだと思われ、演奏が終了した時にオーケストラ演奏者からデュ・プレへ向けてブラボーという叫び声や拍手が入っていた。

デジタルマスターからのカッティングLPなので、ハイレゾを聴く人からみたら滑稽に思えるかも知れないが、今のデジタルマスターからカッティングされたLPレコードは決して侮れない音質のものが存在する。このセットも価格を考えたら非常に良いセットだと思う。e-オンキヨーでデュ・プレのハイレゾ音源を検索したら、ハイドン、エルガー、ドヴォルザークの協奏曲は出てきたが、シューマンとサンサーンスのは無く、価格は高く1枚あたり¥3000を超えていた。ハイレゾはマスターからデータを作ってサイトにアップロードするだけで商品となるわけで、アナログレコードほど手間がかからないはずなのに1枚あたり3倍程度もするの何故なのか?そういった事を考えても、この5枚組のLPレコードはとてもお値打ちだと言えるだろう。

今年は、個人的にハイレゾ再生元年となったが、デュ・プレのは暫くハイレゾは買わずに、LPレコードを聴こうと思う。


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2017年12月 8日 (金)

ENYA Celts (BBC CD605 Manufactured by Nimbus Records)

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これは、エンヤのソロ・デビュー盤で、英国のBBCの番組でサウンドトラックを担当したもの。英国ではBBCからLPレコード(下の写真左上)が1986年に発売され、翌年の春にCDも発売された。この狼と一緒にエンヤが写っているジャケットの英国BBCのCDは、実は英国BBC盤のアナログLPより発売枚数が少ないのでCDの方が貴重らしい。日本では1987年にLPとCDの生産額が逆転したのでこの時期の日本盤の中古は決して少なくないのだが、英国はLPからCDへの移行がもっとゆっくりだったからだ。

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右側のベージュ色のポートレート写真のLPとCDは、1992年にWARNER MUSICから再発売されたもの。ただし、CDだと11トラックの曲PORTRAITが再発盤は手を加えられてアレンジ等も変更され、Portrait(Out of the Blue)という題名も変わっている。

音質は、リマスターされた1992年盤の方がワイドレンジで細かい音が良く再現されて良い。1987年のCDは質感がアナログっぽく音が濃厚な反面、Fレンジが狭い。しかし、当時のテレビ番組のサウンドトラック曲のCDとしては抜群と言って良い音質だし、音楽的内容に優れたものだと思う。

ベージュ色のポートレート写真の1992年盤はLPもCDも、当時、新品で買ったものだが、狼と一緒に写っているモノクロ写真の英国盤は1980年代後半に英国に仕事で数年間滞在していた方に10年位前に頂いたもの。そして、今回のCDは、私がこの盤の英国初出のCDを探している事を知っていた別の知人が、最近、中古店で見かけて私の為に買って置いてくれたもの。国内盤や米国盤は中古屋さんで時々見かけるけれど、英国盤はなかなか遭遇する機会が無かった。見つけてくれた知人に感謝。この盤は決して高価なプレミアムが付いているようなものではないけれど、入手出来て嬉しかった。


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2017年12月 5日 (火)

ベートーヴェン、チャイコフスキー、メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲/コーガン、シルヴェストリ、パリ音楽院(TOWER RECORDS DEFINITION SERIES SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2017年11月15日に発売になったTOWER RECORDS DEFINITION SERIES SACD/CD ハイブリッド盤2枚組)の1組。先日ご紹介したブラームスとラロはロンドンでの録音だったが、こちらはパリでの録音。どちらも1959年の録音だが、音質的にはかなり異なっている。こちらの録音はより独奏ヴァイオリンをクローズアップさせるような録音で、マスターの劣化も酷いように思う。

マスターの状態が一番悪いのは、チャイコフスキーで、第一楽章は出だしはちゃんとステレオなのに、途中からモノラル録音テープから擬似ステレオ化した部分がある。それでも、レオニード・コーガンの芸術を知る上で、この上ない復刻盤だと思うし、SACD層とCD層をその特徴が最大限活きる異なったリマスターを施して、ハードカバーの高級な装填など、現状、出来る限りの事をやってくれているように感じる。それでいて2枚組で¥5400は非常にリーズナブルだと思う。

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Testament Classicsから発売された180gの復刻LPレコードも持っているが、コーガンのヴァイオリンの冷徹な美しさやダイナミクスなどは、正直、これらの復刻LPレコードの方が上回る。尚、Testament ClassicsのLPレコードもチャイコフスキーの第一楽章の部分では同じように擬似ステレオであるが、音がより濃く厚みがある音のおかげで、ここの部分はそれほど気にならないのが不思議である。という事で、やはりまだLPレコードは処分出来ない。


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2017年12月 1日 (金)

シューマン 交響曲全集/ラトル、ベルリンフィル(24bit/192K flac)

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遅ればせながら、最近になってDAコンバーターを入れ替えたことで、ハイレゾが聴ける環境が整った。幾つかのハイレゾ音源を聴いてみたのだが、ハイレゾの音質というか、それらの潜在能力はやっぱり素晴らしい。ただし、きちんとより良い音質で再生しようとすると、結構大変じゃないかとも感じている。

シューマン 交響曲全集/ラトル、ベルリンフィルの2014年に購入したCDセットについては、こちらにすでに書いていたのだが、このCDセットにはダウンロード・コードが付いていたのでようやくダウンロードし、CDと比較して聴いてみた。

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-451b.html

CDそのものも、それだけ聴いておればかなり高音質と感じるものだが、24bit/192K flacのハイレゾは、より細かくホールの空気感や演奏している団員の気配感までわかるような感じがする。ハイレゾは音がCDよりうるさくない、音場が広く、特に奥行き方向に広く展開する。CDに戻すとエッジがきつく、細やかな所がハイレゾほど出てこない事がわかる。ハイレゾ音源だと、ベルリンフィルのアンサンブルの緻密さがより明確にわかり、ベルリンフィルはやっぱ凄いオーケストラなんだという事がよりわかる。

良い演奏はより良く、悪い演奏はその粗まで克明にさらけだしてしまうような気がする。だから、歌の下手なアイドルのCDをハイレゾにすればその下手さがより鮮明になってしまいそうだ。ハイレゾの欠点は、物として実体が無い事、データが大きすぎる事なのだが、欠点よりも音質の良さは感動ものだった。

そんなわけで、同じベルリンフィル・レコーディングスから出ているベートーヴェンの交響曲全集をハイレゾでダウンロード購入する事にした。


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2017年11月28日 (火)

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ラロ スペイン交響曲/コーガン、コンドラシン、フィルハーモニア管(TOWER RECORDS DEFINITION SERIES SACD/CDハイブリッド盤)

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これは、2017年11月15日に発売になったTOWER RECORDS DEFINITION SERIES SACD/CD ハイブリッド盤2枚組)の1組。

CD1

ブラームス: ヴァイオリン協奏曲

ラロ: スペイン交響曲

レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、キリル・コンドラシン(指揮) フィルハーモニア管

CD2

チャイコフスキー: 憂鬱なセレナード

レオニード・コーガン(ヴァイオリン)、キリル・コンドラシン(指揮) フィルハーモニア管

ルクレール:ソナタ第3番ハ長調 ソナタ第1番ト長調

~2つのヴァイオリンのための6つのソナタ作品3より

テレマン:ソナタ第1番ト長調

~2つのヴァイオリンのための6つのカノン風ソナタ作品5より

イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタイ短調

レオニード・コーガン、エリザベータ・ギレリス(ヴァイオリン)

エリザベータ・ギレリスはコーガンの妻で、ピアノストのエミール・ギレリスの妹。こちらは、今回初めて聴く音源だが、コーガン夫妻の芸術を知る意味でも貴重だと思う。

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ブラームス:ヴァイオリン協奏曲とラロ:スペイン交響曲、チャイコフスキー:憂鬱なセレナード は、20年くらい前にTestament Classicsから発売された180g重量盤LPレコード(写真の上)を持っていて、さらに2013年にTOWER RECORDS EXCELLENT COLLECTION Vol.3で発売した通常CD(写真の左下)を持っている。

TOWER RECORDS EXCELLENT COLLECTION Vol.3で発売した通常CDは、英EMIでオリジナル・アナログ・マスターより最新デジタル化し、日本で2013年にリマスタリングしたものだが、今回発売されたDEFINITION SERIES SACD/CD ハイブリッド盤は実質的にEsotericSACD/CDハイブリッド盤と同じ人がリマスターしており、CD層同士の比較であってもこれを上回る高音質だと感じた。リマスターがより丁寧に入念に行われているのだろう。

コーガンのヴァイオリンの特徴である情熱的でありながら冷徹なほど切れ味の鋭い音色やフレージングがよりわかるようになり、音色でもアナログLPレコードとの違和感をあまり感じなくなった。Testament Classicsから発売された180g重量盤LPレコードは宝物であり、ここぞという時にはいまだにLPで聴くことが多いが、今後は今回発売になった DEFINITION SERIESを聴くことも多くなるだろう。EXCELLENT COLLECTIONの方は音質的に劣る感じなのでお役御免、中古盤屋に行ってしまうと思う。

コンドラシン、フィルハーモニア管と入れたものは1959年の古い録音であるが、レオニード・コーガンの凄さがわかる事においては、代表的な盤だろう。オリジナル盤のLPレコードは途方も無く高価であるので、手に入れるのは諦めている。


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2017年11月24日 (金)

ブラームス ピアノ小品集/福原彰美

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これは、2017年11月15日に発売された福原彰美のピアノによるCDで、レーベルはACOSTIC REVIVEという高級ケーブルなどのオーディオ・アクセサリーが本業のレーベルで、高音質なCDである。装填はハードカバー仕様で高級感があり、コレクションしたいと思わせるものだ。

尚、ハイレゾも発売されていてe-オンキヨーからダウンロード購入出来る。オーディオが趣味で、高音質なクラシックのピアノ独奏のCDやハイレゾ音源が欲しい人にも強力にお薦めする。

収録曲

ブラームス 8つのピアノ小品 Op.76

ブラームス 2つの歌曲(ピアノ独奏用編曲:編曲 福原彰美) 昔の恋Op.72 No1 野に独りOp.86 No.2

ブラームス 6つのピアノ小品集 Op.118

ブラームス 4つのピアノ小品集 Op.119

使用ピアノ:ベヒシュタイン

全てブラームスのピアノ曲であるが、特に後半のOp.118、Op.119の演奏に心を奪われた。福原彰美というピアニストは、音楽の内面性を聴き手にほぐしながら伝えるような弾き方をする人だと思っていたが、以前からロマン派のブラームスやシューマンのピアノ曲を彼女が弾いたCDが有ったなら、さぞかし素晴らしいだろうなと思っていた。今回、ブラームスの小品集が、このような高音質なCDとして世に出てきたのをとても喜んでいる。

Op.118、Op.119は、ブラームスの晩年の名作で、深い内面性を表現できないといくらテクニックに優れていても良い演奏は出来ないような曲であるが、それを彼女ならではのスタイルでロマンチックに弾ききっていると思うのだ。

ベヒシュタインの魅力~ピアニスト 福原彰美さんより

米国仕込み日本人ピアニスト 福原彰美さん ブラームスの最高傑作に挑む

本CD以外の手持ちの福原彰美のCDは、ピアノ独奏が3枚、さらにチェロのクリスティーヌ・ワレフスカの伴奏を務めたものが2枚ある。いずれもこのブログで紹介しているので、以下にリンクを張った。

ショパン:舟歌 リスト:ハンガリー狂詩曲 他 /福原彰美

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-6ed9.html

デビューリサイタル/福原彰美

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-e32e.html

福原彰美 プレコンサート(1996年 サントリーホール ライヴ録音)

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/1996-c6ce.html

Goddess of the Cello /クリスティーヌ・ワレフスカ

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/goddess-of-the-.html

クリスティーヌ・ワレフスカ チェロリサイタル

http://musickp.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-7bef.html


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2017年11月21日 (火)

チャイコフスキー 交響曲 第6番[悲愴]/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル(180g重量盤)

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エフゲニ・ムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーのチャイコフスキー後期交響曲集が180g重量盤LPの3枚セットで発売された。そのうちの1枚。第5番と同じく、1960年にウィーン、ムジークフェラインザールでの録音。

以下は、当時手に入れた1980年代の西ドイツプレスのLPレコードで、ジャケットの絵柄が全く違う。今回購入したC&L Musicの180g重量盤の方が、音の鮮度、厚みなどに優れていて、明らかに高音質である。

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「悲愴」は古今に多くの名盤が存在するが、1960年のムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーの演奏は、鉄のカーテンの向こう側の最強のオーケストラの演奏で、しかも、作曲家の生まれ育った国の指揮者とオーケストラの演奏という事で、忘れられないものだ。50年以上前の録音なのに古さは感じられず、アナログらしく非常にエネルギッシュで生々しい。出来の良いLPレコードらしい音質だ。Esoteric SACD/CDハイブリッド盤や96K/24bitのハイレゾも、それだけ聴いておれば相当に楽しめる音質であるし、それぞれに良さはあると感じられるが、このLPレコードはその上を行くように思える。

ハイレゾの再生環境が整ったため、アナログ録音時代の復刻ハイレゾも聴いていて、相当に楽しめるのだが、ハイレゾで本当に集めたいのは古いアナログ時代の復刻よりも21世紀になってから録音された本レゾ(CDやCDと同程度のデータをアップコンバートしてリマスターしたニセレゾではなく本物のハイレゾ音源)で、かつ演奏の良いものであるのだが、気に入った演奏で新しい良い録音のものはそう多くは無い。なので、聴き慣れた音源のハイクオリティなLPレコードが発売されると手に入れてしまうのは止まりそうにない。

近年は、オーディオ・フェアに行くと、アナログ・プレーヤーを回してLPレコードをかけてデモをするオーディオ・メーカーや代理店も多くなった。デジタルならCDやSACDなどのディスクメディアではなくダウンロードのハイレゾと、ディスクならアナログレコードの二本立ての流れが明確になってきた。


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2017年11月17日 (金)

チャイコフスキー 交響曲 第5番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル(180g重量盤)

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エフゲニ・ムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーのチャイコフスキー後期交響曲集が180g重量盤LPの3枚セットで発売された。そのうちの1枚。

4番とは、録音場所が異なるが、音楽的には4番と同じく極めて質の高いアンサンブルで、ロシア的な暗さと深い沈み込むような低音セクションが印象的で、寒々とした中に情熱が迸るような演奏である。3曲の中で一番ドイツ的な感じのする曲想で、その点が他の2曲とは少し異なる。

第4楽章をこのLP盤、1980年代のドイツプレスのLP、エソテリックSACD/CDハイブリッド盤のCD層、そしてダウンロードしたばかりの96K/24bit flacのハイレゾで聴き比べてみた。音の線が太くびくともしないような実在感のある音がするのは、このLP盤であり、一番音の広がりや奥行き感を感じるのは96K/24bit flacのハイレゾであった。LPレコードは溝を針がほじって音を出す原始的なものだが、だからこそアナログ・エフェクトというか独特の歪が乗って、それが心地よい音だと感じるのかも知れない。

同じ演奏なのに私にとって一番聴きやすく音楽に没入できるのはこのLP盤なので、このセットは大切にしようと思う。


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2017年11月14日 (火)

チャイコフスキー 交響曲 第4番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル(180g重量盤)

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ドイチェ・グラモフォンのステレオ初期の名盤、エフゲニ・ムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーのチャイコフスキー後期交響曲集が180g重量盤LPの3枚セットで発売された。そのうちの1枚。

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レーベルデザインも1960年代のドイチェ・グラモフォンに近いものになっている。聴いてみて、プレスも音質も充分に満足行くもので、手持ちのドイツプレスの薄手の再発盤やオリジナルス・ビットマッピングでリマスターされたCD、EsotericSACD/CDハイブリッド盤よりも好ましい音質に仕上がっている。この第4番はロンドンのウェンブリー・タウン・ホールで録音され、第5番、第6番はウィーンのムジークフェラインザールでの録音なので、第4番だけは他の2曲と音質的にも若干異なる。

古臭さが無く、全体が引き締まっていて残響が過剰になりすぎず、かなり明解な音質である。3曲のうちで一番、演奏が気に入っているのが、この第4番なのだが、EsotericSACD/CDでは、3曲を2枚のディスクに収めるために、この第4番が1枚目のディスクに第一楽章、2枚目のディスクに第2楽章~第4楽章までと分割されてしまっていたのが気になる点であった。

また、この音源は96K/24bitのハイレゾでも発売されているので、そのうちに購入して聴き比べてみたい。

この3枚組のLPレコードのセットは¥15000位するのだが、LPレコードを聴く環境があって、これらの演奏を気に入っている人には強力にお薦めする。買っておいて損はない。


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2017年11月10日 (金)

リボルバー/ビートルズ(DeAGOSTINI 180g重量盤LP)

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先日発売になったばかりのビートルズのDeAGOSTINIの重量盤の第6弾。第4弾の「ホワイトアルバム」、第5弾の「ヘルプ!」は見送ったが、「リボルバー」は好きなアルバムなので購入した。

全曲を通して良い曲ばかりだが、SIDE2の冒頭からの3曲(グッディ・サンシャイン、アンド・ユア・バード・キャン・シング、フォー・ノー・ワン)が特に好きだ。

早速、1970年代後半に売られていた国内盤LP(東芝EMI EAS-80556)と比較して聴いてみると、やはりDeAGOSTINI盤の方が音が良い。ドラムの音の切れやベースの重厚感、エリナーリグビーでの弦楽器の鮮度が明らかに優れていて、国内盤はぼやけた感じでもっさりとした音で気に入らない。国内盤を購入し聴いていた当時はビートルズのレコードの音は良くない、古いから仕方が無いと思っていたのだが、DeAGOSTINI盤を聴くとかなり鮮明で艶めかしい方向の音なので、日本盤でも当時からこういう音質でLPレコードを発売してくれていれば、音質の印象もだいぶ違ったのに、と思う。

盤質がいまいちなのは相変わらずで、若干ノイズが出るが音楽を楽しむのには邪魔にならない。SIDE2の最後の曲「トゥモロー・ネバー・ノーズ」の部分に小さなニキビ状のプレスミスが有ったが、ほとんど音に出ないし面倒なので、交換はして貰わない。


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