音楽

2017年11月17日 (金)

チャイコフスキー 交響曲 第5番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル(180g重量盤)

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エフゲニ・ムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーのチャイコフスキー後期交響曲集が180g重量盤LPの3枚セットで発売された。そのうちの1枚。

4番とは、録音場所が異なるが、音楽的には4番と同じく極めて質の高いアンサンブルで、ロシア的な暗さと深い沈み込むような低音セクションが印象的で、寒々とした中に情熱が迸るような演奏である。3曲の中で一番ドイツ的な感じのする曲想で、その点が他の2曲とは少し異なる。

第4楽章をこのLP盤、1980年代のドイツプレスのLP、エソテリックSACD/CDハイブリッド盤のCD層、そしてダウンロードしたばかりの96K/24bit flacのハイレゾで聴き比べてみた。音の線が太くびくともしないような実在感のある音がするのは、このLP盤であり、一番音の広がりや奥行き感を感じるのは96K/24bit flacのハイレゾであった。LPレコードは溝を針がほじって音を出す原始的なものだが、だからこそアナログ・エフェクトというか独特の歪が乗って、それが心地よい音だと感じるのかも知れない。

同じ演奏なのに私にとって一番聴きやすく音楽に没入できるのはこのLP盤なので、このセットは大切にしようと思う。


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2017年11月14日 (火)

チャイコフスキー 交響曲 第4番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル(180g重量盤)

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ドイチェ・グラモフォンのステレオ初期の名盤、エフゲニ・ムラヴィンスキー、レニングラードフィルハーモニーのチャイコフスキー後期交響曲集が180g重量盤LPの3枚セットで発売された。そのうちの1枚。

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レーベルデザインも1960年代のドイチェ・グラモフォンに近いものになっている。聴いてみて、プレスも音質も充分に満足行くもので、手持ちのドイツプレスの薄手の再発盤やオリジナルス・ビットマッピングでリマスターされたCD、EsotericSACD/CDハイブリッド盤よりも好ましい音質に仕上がっている。この第4番はロンドンのウェンブリー・タウン・ホールで録音され、第5番、第6番はウィーンのムジークフェラインザールでの録音なので、第4番だけは他の2曲と音質的にも若干異なる。

古臭さが無く、全体が引き締まっていて残響が過剰になりすぎず、かなり明解な音質である。3曲のうちで一番、演奏が気に入っているのが、この第4番なのだが、EsotericSACD/CDでは、3曲を2枚のディスクに収めるために、この第4番が1枚目のディスクに第一楽章、2枚目のディスクに第2楽章~第4楽章までと分割されてしまっていたのが気になる点であった。

また、この音源は96K/24bitのハイレゾでも発売されているので、そのうちに購入して聴き比べてみたい。

この3枚組のLPレコードのセットは¥15000位するのだが、LPレコードを聴く環境があって、これらの演奏を気に入っている人には強力にお薦めする。買っておいて損はない。


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2017年11月10日 (金)

リボルバー/ビートルズ(DeAGOSTINI 180g重量盤LP)

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先日発売になったばかりのビートルズのDeAGOSTINIの重量盤の第6弾。第4弾の「ホワイトアルバム」、第5弾の「ヘルプ!」は見送ったが、「リボルバー」は好きなアルバムなので購入した。

全曲を通して良い曲ばかりだが、SIDE2の冒頭からの3曲(グッディ・サンシャイン、アンド・ユア・バード・キャン・シング、フォー・ノー・ワン)が特に好きだ。

早速、1970年代後半に売られていた国内盤LP(東芝EMI EAS-80556)と比較して聴いてみると、やはりDeAGOSTINI盤の方が音が良い。ドラムの音の切れやベースの重厚感、エリナーリグビーでの弦楽器の鮮度が明らかに優れていて、国内盤はぼやけた感じでもっさりとした音で気に入らない。国内盤を購入し聴いていた当時はビートルズのレコードの音は良くない、古いから仕方が無いと思っていたのだが、DeAGOSTINI盤を聴くとかなり鮮明で艶めかしい方向の音なので、日本盤でも当時からこういう音質でLPレコードを発売してくれていれば、音質の印象もだいぶ違ったのに、と思う。

盤質がいまいちなのは相変わらずで、若干ノイズが出るが音楽を楽しむのには邪魔にならない。SIDE2の最後の曲「トゥモロー・ネバー・ノーズ」の部分に小さなニキビ状のプレスミスが有ったが、ほとんど音に出ないし面倒なので、交換はして貰わない。


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2017年11月 7日 (火)

ドヴォルザーク スラブ舞曲集/クーベリック、バイエルン放送o.(Esoteric SACD/CDハイブリッド盤)

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2017年9月に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤の1枚。1973年(Op.46)、1974年(Op.72)の録音。LPレコードは2枚に分売されていた。

ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団の「スラブ舞曲」はクーベリックがチェコ出身の指揮者である事での民族性と数年後にこのコンビで録音されたシューマンの高曲集やモーツァルトの後期交響曲集と同質の知性やしなやかさを持った音楽的特質が充分に発揮された名演奏である。音質も良く、良いリマスターだと思う。LPレコードよりも低域が下まで充分に伸びて音場情報が多い。このディスクは私個人的に宝物である。


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2017年11月 3日 (金)

シューベルト 弦楽四重奏曲第14番[死と乙女]、13番[ロザムンデ]/イタリア弦楽四重奏団(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年9月に発売されたEsotericSACD/CDハイブリッド盤。[死と乙女]が1979年、[ロザムンデ]が1976年の録音なので共にアナログ末期なので音質もかなり良い。

イタリア弦楽四重奏団の演奏は、音色が明るくて旋律が活き活きと浮かび上がるので、曲想がわかり易い。美しい旋律が散りばめられているシューベルトの名作がより名曲に聴こえるような、そんな演奏である。イタリア弦楽四重奏団のモーツアルトの演奏などはLPレコード時代の当時から音質が良くてオーディオファイル向けのプレスのLPレコードが発売されていたりした。懐かしい思い出がある。


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2017年10月31日 (火)

アート・テイタム-ベン・ウェブスター・カルテット(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。1956年9月モノラル録音でアート・テイタムの死の2ヶ月前の録音である。Verve 6 Great Jazzの中でこれだけはPABLOレーベルだが、オリジナルはVerveの録音であり、VerveとPABLOはノーマン・グランツが作った兄弟レーベルである。Verveレーベルを手放したノーマン・グランツがアート・テイタムの音源を買い取って新たに興したPABLOレーベルで発売したからPABLOレーベルになっているらしい。

正統的なJAZZであるが、アート・テイタムの独特の節回しのピアノ、優しさに溢れたベン・ウェブスターのテナーサックスが深みのある音で鳴り、2曲目の「オール・ザ・シングス・ユー・アー」ではレッド・カレンダーのアルコの低い胴鳴りのするベースが哀愁をそそる。モノラルだから音は広がらないが、自然な残響音は入っていてバランスの良い音質である。

「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットは、1950年代の古い音源のものばかりだが、鮮明でヌケが良く分厚く勢いのあるジャズらしい音でリマスターされており、なかなか良いと思う。


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2017年10月27日 (金)

ソニー・サイド・アップ/ディジー・ガレスピー、ソニー・スティット、ソニー・ロリンズ他(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。1957年のモノラル録音。

ディジー・ガレスピー(tp)、ソニー・ロリンズ(ts)、ソニー・スティット(ts)、レイ・ブライアント(p)、トミー・ブライアント(b)、チャーリー・パーシップ(ds)による演奏で、3人の管が競う形でソロが変わっていったり、バトルのように張り合うような感じが有ったりして楽しい。1曲目はディジー・ガレスピーのヴォーカルも聴ける。

音質は、やはり抜けの良い鮮明な感じで、ボックス6枚に共通する、古い音源をなるべく良い状態で復刻しようとする意図が伺える。


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2017年10月24日 (火)

スウィングズ・ザ・シング/イリノイ・ジャケー(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。1956年のモノラル録音。

イリノイ・ジャケー(ts)、ロイ・エルドリッジ(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、ハーブ・エリス(g)、レイ・ブラウン(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)による演奏で、渋い感じのジャズである。スタイルはハード・バップより前の古いスタイルな感じだが、楽しく聴ける。イリノイ・ジャケーというテナー・サックス奏者のアルバムは、1枚も持っておらず、あまり期待していなかったが「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットに収められるだけのアルバムなんだなと納得した。

音質は、非常に抜けの良い感じの音で、各々の楽器が鮮明に聴けバランスも良くて、とても60年以上前の音源とは思えない。


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2017年10月20日 (金)

プレス・アンド・テディ/レスター・ヤング~テディ・ウィルソン・カルテット(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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これも2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚。1956年のモノラル録音。

レスター・ヤング(ts)、テディ・ウィルソン(p)、ジーン・ラミー(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)の4人による演奏。特に、状態の良い録音で好調な演奏をする晩年のレスター・ヤングが聴ける。このEsotericSACD/CDハイブリッド盤では、ドラムスやベースの演奏が明解で、レスター・ヤングのテナーサックスの音も太く実在感のある音質で鳴る。マスターテープのヒスノイズが結構聴こえるが、それも音楽を聴くのに邪魔にはならない。


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2017年10月17日 (火)

バック・トゥ・バック/エリントン&ホッジス(EsotericSACD/CDハイブリッド盤)

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先日紹介した「エラ・アンド・ルイ」に続き、これも2017年6月20日に発売されたEsoteric SACD/CDハイブリッド盤で、6枚組の「Verve 6 Great Jazz」のボックスセットの中の1枚で、6枚のうちのこれだけがステレオ録音である。ステレオ録音とは言ってもベースが真ん中で他の楽器は左右に分かれてモノラル的になっている、俗に言うピンポン録音である。1959年録音。

Esoteric盤はCD層でも、非常に音の抜けが良くスムーズに立ち上がりそれでいて、楽器の音色が自然。マスターテープに起因するヒスノイズを積極的に消去するような加工をしていないためか、微小なニュアンスもしっかりと聴き取れる。とても良いマスタリングだと感じる。

腕の良いメンバーが6人で演奏しているもので、ほとんど全部が1920年代頃流行したブルースであり、大編成ではなくかといってトリオやカルテットのような小編成でも無い。ちょうど、Impulse!レーベルでのカウント・ベーシーの「カンサス・シティ・セブン」のようなアルバムに近いような気もする。7人が個々にとても優れたミュージシャンなので、演奏はどの曲もとても魅力的である。

ハリー・エディソン(tp)、ジョニー・ホッジス(as)、デューク・エリントン(p)、レス・スパン(g)、アル・ホール(b)1,4曲目、サム・ジョーンズ(b)2,3,5,7曲目、ジョー・ジョーンズ(ds)


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